2019年10月04日

記憶にございません!

 三谷幸喜のコメディ映画。総理大臣が主人公ですが、記憶喪失というシチュエーションを楽しむもので政治風刺はありません。毒にも薬にもならないですが、笑いのツボがあえば、豪華キャストを楽しめるのではないでしょうか。

 作品情報 2019年日本映画 監督:三谷幸喜 出演:中井貴一、ディーン・フジオカ、石田ゆり子 上映時間127分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ日比谷 2019年劇場鑑賞293本目



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 【ストーリー】
 国民から嫌われている総理大臣の黒田啓輔(中井貴一)は、街頭演説の最中、聴衆から石をぶつけられ記憶を失ってしまう。町をふらふら歩いているところを保護されたが、総理大臣が記憶喪失とわかれば大混乱になるため、そのことは秘書の井坂(ディーン・フジオカ)、番場(小池栄子)、野々宮(迫田孝也)だけの秘密にして、黒田の妻、聡子(石田ゆり子)にも伏せることになる。

 記憶を失った黒田に難題が次々と降りかかるが、井坂たちの助けを借りてなんとか切り抜けてく日々。しかし、記憶を失ったということは、これまでのしがらみも一切関係なくなったということであり、これまでの悪行とは正反対の行動をとるようになっていくのだが…

 【感想】
 三谷監督作品では初期の「ラヂオの時間」が一番好きで、思いがけないトラブルの連続に、普段は疎外されている意外な人物の助けもあり、最後はクスリと笑える中、ほろっとした感動がありました。しかし、本作もそうですが、クスリと笑わそうとするのは分かるけれど、それが今イチ僕のツボに入らない。また、感動的な場面もあまりなく、悪くはないけれど、ふーんという感じで流れてしまいました。

 大河ドラマの「真田丸」はうまいと思ったのですが、やはり2時間で伏線や魅力あるキャラを出すのは難しいのでしょうかね。まず、黒田が、中井貴一の演技もありますが、ちょっと頼りなさ過ぎるし、それほど魅力に感じませんでした。また、井坂のクールさ、番場の常識一筋といったところも、深みのあるキャラにはみえなかってですし。

 それでも、アメリカ大統領役で金髪のカツラをかぶった木村佳乃、政界のドンである官房長官役の草刈正雄、総理の秘密を握るフリーライター役の佐藤浩市らベテラン勢から、迫田、梶原善といった三谷組の脇役、そしてディーンや警官役の田中圭といった若手・中堅まで、豪華キャストがきっちりした演技ができていました。もっとも演劇風でもあり、こちらの心を動かすようなところはなかったのですが。

 総理大臣を主人公にしたコメディだと、テレビドラマの「民王」がありますけど、あそこまでぶっとんでいたらと個人的には思います。もっとも、観客席からは笑いが起きていたので、お気楽コメディを楽しめるという意味では、本作も成功作といえるのかもしれません。
posted by 映画好きパパ at 22:38 | Comment(0) | 2019年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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