2019年10月11日

ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち

 僕は投資ブログをやっていて投資家のはしくれですが、本作はHFT(高頻度取引)などの金融知識がないので、よくわかりませんでした。マネーショートみたいなわかりやすい説明が劇中にあればよかったのに。

 作品情報 2018年カナダ、ベルギー映画 監督:キム・グエン 出演:ジェシー・アイゼンバーグ、アレキサンダー・スカルスガルド、サルマ・ハエック 上映時間111分 評価★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズシャンテ 2019年劇場鑑賞304本目




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 【ストーリー】
 近年、株式の世代で重要な地位を占めているHFT。他のトレーダーより0.001秒でも速く根付けをすれば、年間数百億円もの利益が上げられる。HFTの会社で働いていたヴィンセント(ジェシー・アイゼンバーグ)と従兄弟のアントン(アレキサンダー・スカルスガルド)は、ニューヨーク証券取引所と、データセンターのあるカンザスの1600キロを光ファイバー回線で直線で結べば、一番早くデータが届くことを思いつく。

 途中、山があろうと川があろうとひたすら直線でつなぐことにより、曲がりくねった他の会社の回線よりも0.001秒速くなり、莫大な儲けになるというのだ。2人は勤務先をやめ、自分たちで起業するが、元上司のエヴァ(サルマ・ハエック)は2人の計画を突き止め、妨害を開始する。

 【感想】
 HFTなんておよそ近づきたくないし、株価をゆがめる原因になっていると思うのですが、実際に莫大な儲けになるとわかると、大勢が群がるというのもこれまた心理。天才的な物理学者だけど、アスペルガー気味のアントンを口八丁のヴィンセントがまるめこみ、大儲けしようと投資家を集めて事業がスタートします。

 ただ、そもそも観客がこの事業を知っていることが前提になっており、なぜ直線にするのかが大事だというのが分かるのが中盤になってからなんですよね。それまで、彼らの動機が今一つぴんとこないで、騒動も今一つのりきれなかったところもあります。

 また、アメリカの拝金主義、金のためになんでもするというのはすさまじく、札束で地上げをすすめるヴィンセントに対して、エヴァはFBIまで動員して阻止しようとします。その一方で、例えばレモン会社の株価があがっても、そこの従業員に関係ないとか、金儲け話にのろうとしないアーミッシュがあるべき姿みたいに制作陣がとらえており、そこもちょっと違うのかな。金は良いものでも悪いものでもないのではなく、使う人によって違ってくるもの。生きて行くのに必要なだけに、金=悪という発想もいまいち納得できませんでした。

 ジェシー・アイゼンバーグはいかにもの役柄ですが、貧しい移民の子供の設定なので、余計、金に執着していたのでしょうか。もっと建設的なことに知能をいかせばよいのにと思いました。予告から観るような軽快なドタバタではなく、割とぬめっとした金銭の話なので、ちょっとあわなかったというのが正直なところです。
posted by 映画好きパパ at 07:40 | Comment(0) | 2019年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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