2019年10月30日

駅までの道を教えて

 子役と動物には勝てないといいますが、天才子役といっていい新津ちせと犬の生死の物語だから、普通に泣けます。ただ、ちょっとあざとさも感じてしまいましたが。

 作品情報 2019年日本映画 監督:橋本直樹 出演:新津ちせ、笈田ヨシ、有村架純 上映時間125分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ港北 2019年劇場鑑賞338本目



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 【ストーリー】
 背中のあざからクラスで汚いといじめられていた8歳のサヤカ(新津ちせ)。ペットショップで自分と同じように汚いと処分寸前の犬を見つけ、両親(滝藤賢一、坂井真紀)を説得。ルーと名付けて、毎日仲良く過ごしていた。

 ところが、サヤカが体験教室に行っている間にルーは死んでしまう。そのことが信じられないさやかは、ルーとよく遊んでいた秘密の空き地に通い、そこでルースという別の犬に出会う。その犬がジャズ喫茶を営む老人フセ(笈田ヨシ)が保護していたことから、年の差を離れて親しくなる。フセも数十年前に息子のコウイチロー(佐藤優太郎)が死んだことを納得できずにいて…

 【感想】
 新海誠監督の娘というサラブレットである新津ちせ。「3月のライオン」の時はそれほど感じませんでしたが、本作はわずか8歳で堂々の主演をはっています。学校でのいじめのシーンは最小限で、すぐにルーとの交流、そしてフセやルースとの交流に比重を移したのも好印象です。8歳の少女なのにこれだけ犬をかわいがれるのかというぐらいの愛犬家ぶり。一緒に大好きな電車を眺めにいったり、空き地で純真な心で遊ぶ場面は、だれもが心をなごむでしょう。

 そして、もう一人孤独な老人フセとの交流。家族も友人もなく、最初はとっつきにくかったフセですが、サヤカの優しい心が頑な老人の心を溶かしていきます。孫と祖父に見える年齢ですが、まったく年の差を感じさせない友人になり、さらにルースというもう一匹の愛犬までできるのもみていてほっとします。

 しかし、後半になり事態は動いていきます。フセとルースとともに、フセの思い出の地の海岸にいったサヤカはそこで、夢とも現実とも過ぎない出来事に遭遇します。子供にとって、まだ死という概念が希薄なだけに、こういう体験があっても不思議ではないと思わせるのは納得です。やがて、感動のラストへとつながるのですが、ちょっとここの演出はやり過ぎ感があり、劇場で泣いている人はいたけど、僕は逆に冷めてしまいました。

 まあ、子役と動物と老人の交流にケチをつけるなんて野暮なことで、そこに海や鉄道といったアイテムまででてくるのですから、大人になったさやかとしてナレーションを務める有村の癒やされるような声も含めて、ささくれだった心を静めるには完璧な作品といえましょう。もっとも、同年代の娘がいる僕としては、娘が見知らぬじいさんとデートしていたなんて知ったら卒倒しそうなんですけど、そこはまあ、物語の世界ですから仕方がないですかね。
posted by 映画好きパパ at 22:09 | Comment(0) | 2019年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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