2019年12月07日

ドクター・スリープ

 1980年の「シャイニング」の続編ですが、ユーモアと恐怖をうまくマッチングしていた前作と違い、最近のキング原作映画にありがちなお笑いバトルになってしまったのは残念でした。

 作品情報 2019年アメリカ映画 監督:マイク・フラナガン 出演 ユアン・マクレガー、レベッカ・ファーガソン、 カイリー・カラン 上映時間152分 評価★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2019年劇場鑑賞394本目



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 【ストーリー】
 40年前、呪われた雪山のホテルから脱出できたダニー(ユアン・マクレガー)。トラウマから大人になってもアルコール中毒になり転々としていたが、ビリー(クリフ・カーティス)という友人に救われ、不思議な能力(シャイニング)を使って、ホスピスで働いていた。

 一方、ローズ・ザ・ハット(レベッカ・ファーガソン)率いる超能力者集団は、シャイニングの能力がある子供を殺し、その能力を食べることで何百年も生きていた。ローズとダニーは、アブラ(カイリー・カラン)という少女がとてつもない能力者であることに気づく。アブラを襲おうとするローズたちに、最初はアブラを逃がそうとしたダニーだが、決着をつけなければならなくなり、再び呪われたホテルに赴く。

 【感想】
 ITよりはお笑い度を低く怖がらせようとしているのだけど、何百年も生きていた超能力者がそんなに簡単にやっつけられるのかと、思わず吹き出しそうになりました。また、相変わらず子供に残酷なのはキング作品らしいですが、大真面目に超能力者たちが子供を襲うシーンは、吹き出しそうになります。

 前作はスタンリー・キューブリック監督だけに、怖さ、格調高さ、笑いがほどよく混じっていましたが、原作者のキングにけちょんけちょんに言われました。本作は原作に忠実に作っている分、シャイニングという超能力者合戦という、これまたキング原作のダークタワーのような作品になってしまいました。

 もちろん、前作に敬意を表した部分はあり、クライマックスの雪山のホテルに入ってからは、前作を踏まえた続編として、なかなか巧い表現が続きます。僕が前作を見たのはもう何年も前ですが、鮮やかに記憶がよみがえりました。原作の制約があるにせよ、そちらをメインにすれば良かったのに、と映画だけみれば思います。

 ちょっと残念だったのがアブラのキャラクターで、アブラとダニーが疑似親子関係っぽくなったため、実の両親との家族愛が希薄になってしまいます。前作ではゆがんだ部分も含めて家族愛が物語りの肝の一つだっただけに、ちょっとマイナスポイント。さらにアブラがこましゃっくれたようにみえるのもマイナスです。もっとも今の時代に女性キャラをただおびえるだけの役柄にするのは、ポリコレに違反するのかもしれませんがね。
posted by 映画好きパパ at 22:30 | Comment(0) | 2019年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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