2019年12月10日

オオカミと羊の恋と殺人

 自殺志願の青年と美少女殺人鬼の奇妙な関係を描いたサスペンス。原作が漫画だけあって、設定そのものがあまりリアルでないといえ、クライマックスの福原遥の立ち回りはいかにも作り物ぽかったなあ。

 作品情報 2019年日本映画 監督:朝倉加葉子 出演 杉野遥亮、福原遥、江口のりこ  上映時間103分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズららぽーと横浜 2019年劇場鑑賞399本目



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 【ストーリー】
 大学に落ちた浪人生の黒須(杉野遥亮)は自宅アパートで首つり自殺を図るも失敗。壁に小さな穴をあけてしまう。そこを覗いた彼は、隣室に清楚な美人女子大生の宮市(福原遥)が住んでいることを知る。彼女に一目惚れした黒須は、それ以来、彼女の生活を覗いて楽しんでいた。

 ある日、彼女が部屋に男を連れ込み、高須は落胆する。ところがいきなり宮市は男の頸動脈をカッターで切り裂いた。最初は夢かと思ったが、再び宮市の殺人現場を目撃。さらに覗いていることを気づかれてしまう。宮市に襲われたが、愛の告白をするとなぜか付き合うことに…

 【感想】
 警察が無能すぎとかいろいろ突っ込みどころは、漫画原作ということでおいときます。また、宮市が流れるような動きで相手の体をかわし、必殺のカッターで暗殺に成功するのも、非力な女性でもプロだったらできるだろうということにします。けれど、クライマックスの大勢相手のアクションは、ちょっといただけませんでした。アクションだけとれば、「爆裂魔神少女 バーストマシンガール」をみたあとだけに、これじゃない感がしてしまいます。

 設定として清楚な美少女が暗殺者だというギャップがポイントなので、福原遙の起用もわかりますし、単体での暗殺はそのギャップがうまくはまっています。しかし、ばったばったとなぎ倒すアクションをするには、ちょっと線が細すぎ。女性アクションって結構こういうのが気になってしまって、かつての人気ドラマ「ごくせん」でも仲間由紀恵のアクションが気に入らず、アクションシーンになったら早送りしていたことを思い出しました。

 また、事件の処理屋の江口のりこと、高須に片思いする江野沢愛美もそれぞれいかにもこういうキャラがいますという感じにしかみえませんでした。まあ主人公2人をじっくり描くのだからしょうがないのかもしれませんけど、脇役を深掘りするかどうかで、映画そのものの奥行きが変わってくると思ってるので。

 「賭ケグルイ」の好演も記憶に新しい福原だけに、清楚と暗殺を心から楽しんでいる凄惨な笑みというギャップは見事にはまっています。巻き込まれ型主人公の杉野が受けの演技をしていて、この2人の変な愛情感覚もみていておかしいし、ラストもこれまでの積み重ねがいかしてあって良かったです。もっとも殺人を肯定的に描いているので、好き嫌いは分かれるでしょう。


posted by 映画好きパパ at 08:02 | Comment(0) | 2019年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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