2019年12月12日

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション

 1980年代の人気アニメシティーハンターはフランスでも大人気だったそうで、子供の頃からの熱烈なファンであるフィリップ・ラショーが監督、主演を務めたという、オタクのドリームストーリーです。

 作品情報 2019年フランス映画 監督:フィリップ・ラショー 出演 フィリップ・ラショー、エロディ・フォンタン、カメル・ゴンフー  上映時間91分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2019年劇場鑑賞403本目



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 【ストーリー】
 パリで相棒のカオリ(エロディ・フォンタン)とともに、裏社会のスイーパーとして活躍するサエバ・リョウ(フィリップ・ラショー)。凄腕だが女にからきし弱い彼のところに依頼が来た。ドミニク(ディディエ・ブルドン)という依頼人の亡き父親が絶対に効くホレ薬「キューピッドの香水」を作ったが、テロリストから守ってほしいというのだ。効果を疑うリョウに、ドミニクが香水をかけたところ、デブのオッサンであるドミニクにリョウは一目惚れしてしまったのだ。

 ところが、リョウの宿敵でライバルである海坊主(カメル・ゴンフー)に襲撃され、「キューピッドの香水」を奪われる。必死の追跡劇のすえに奪い返したが、なんとさえない中年サラリーマンのスキッピー(ジュリアン・アルッティ)とぶつかったときに鞄がすり替わってしまったのだ。リョウ、海坊主、それに謎のテロ組織が鞄の行方を追う…。

 【感想】
 日本公開は吹き替え版のみで、役名もフランスではニッキーなのが、日本版ではリョウに変更されています。それにしても、フィリップ・ラショーが原作者の北条司を口説き落としただけあり、原作の再現ぶりはすごかった。アニメ的な表現の100トンハンマーでカオリがリョウを追っかけるシーンもありますし、ヌードでまずい場面は、これまたアニメ同様、カラスのイラストで覆い隠してくれます。もちろん、リョウの車はミニクーパー。

 何より、キャラクターもラショーが肉体改造までしたスイーパーらしい筋肉に、リョウのおなじみの青いジャケット、カオリのヘアスタイルまでアニメを忠実に再現しています。青い目だけれど、本当にシティーハンターが実写としてよみがえってきたということで、当時のファンは歓喜でしょう。

 基本的にギャグよりで話しが進みます。フランスと日本では受ける感覚が違うのか、子供と動物が結構ひどい目にあったりする部分もありますし、下ネタはアニメよりもましましといったところ。それでも、ぼけのリョウと突っ込みのカオリだけでなく、リョウが妄想でドミニクといちゃつくシーンや、惚れ薬を憧れのハリウッド女優(パメラ・アンダーソン)に使おうと必死になるスキッピー、それに惚れ薬を誤って使われカオリにぞっこんとなったヒッピー風のパンチョ(タレク・ブダリ)など、とぼけた脇役が大笑いさせてくれます。

 そして、クライマックスのド派手な銃撃戦は、邦画ともハリウッド映画とも違うなんともスタイリッシュなガンアクション。リョウとカオリの普段は口が悪いけれど、心から信頼している様子がアクションを通じて伝わってくる心憎い演出です、さらに、ラストカットが止め絵になったあと、アニメと同じTMネットワークの「Get Wild」が流れるなど、オールドファンはうれしいし、初めて見る若いファンも格好良さに満足するのではないでしょうか。

 声優はアニメ版の神谷明が年齢的な問題もあり辞退し、山寺宏一を指名。カオリ役の沢城みゆきと意気もぴったりで、違和感を感じません。そのほか、海坊主役の玄田哲章らレギュラー陣はアニメ版のままですし、神谷とオリジナルのカオリ役の伊倉一恵も意外なキャラで登場していますので、他のアニメ実写映画と違って、オリジナルファンにも喜ばれる吹き替えとなっていました。


posted by 映画好きパパ at 05:41 | Comment(0) | 2019年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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