2019年12月31日

燃えよスーリヤ

 インド映画で、ブルース・リーやアベンジャーズといったアメリカ映画へのリスペクトを込めたアクションということで、結構、期待していたのですが、まあこんなものかなというところ。

作品情報 2018年インド映画 監督:ヴァーサン・バーラー 出演 アビマニュ・ダサーニー、 ラーディカー・マダン、グルシャン・デーヴァイヤー 上映時間138分 評価★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2019年劇場鑑賞425本目



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 【ストーリー】
 先天的な無痛症のスーリヤ(アビマニュ・ダサーニー)は子供の頃、いつもいじめられていたが、幼なじみの少女スプリ(ラーディカー・マダン)に守られていた。しかし、彼女は父親からDVを受けており、スーリヤは彼女を守ろうと、カンフーやアクション映画のVHSビデオをみて、空手を研究していた。
 その彼が最も気に入っていたのが、片足の空手家マニ(グルシャン・デーヴァイヤー)が100人と組手をする作品だった。やがて、成長したスーリヤはマニの空手教室のビラを貼っているスプリをみつけ、マニの教室をおとずれる。ところが、マニは双子の兄弟ジミ(グルシャン・デーヴァイヤー)に襲われ、大切なペンダントを奪われていた。スーリヤとスプリはペンダントを取り戻そうとするが…

 【感想】
 つかみはよかったのですけど、だんだんいい加減になっていくというか、もっと明るく脳天気な感じかとおもったけど、ちょっとテンポが悪かったですね。歌と踊りのタイミングも今ひとつのりきれませんでした。

 ストーリーも、巨大な悪を倒すというのではなく、マニとジミの兄弟喧嘩というスケールの小さなものなので、こちらものりきれず。しかも、この手の映画にありがちですが、悪党をやつけるならともかく、病院の警備員とか、悪くない人もやっつけるのだから、爽快感もあまり感じられませんでした。

 それでも、善と悪の双子を演じたグルシャン・デーヴァイヤーのなりきりぶりと、片足での空手アクションは見応えがあります。さらに、ラーディカー・マダンのアクションも体をはった華麗な美しいもの。その分、スーリヤがどのくらい強いのかというのが、主人公補正だけのようにみえてしまったので、作品そのもののインパクトも弱くなったかも。

 ラストも、うーむ、それまでの脳天気なのりとは違った感じで、もっと痛快すかっとする娯楽映画を期待していたのでちょっと残念。まあ、今年は上質なインド映画がたくさん日本でも公開されたので、その分、ハードルが高くなってしまったのかもしれません。
posted by 映画好きパパ at 07:42 | Comment(0) | 2019年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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