2020年01月03日

スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班

 韓国映画はお気に入りのジャンルですが、珍しく途中でうとうとしてしまいました。どこかで見た設定と、期待したほどでもないカーアクションでテンポも今ひとつという感じでした。

作品情報 2019年韓国映画 監督:ハン・ジュニ 出演 コン・ヒョジン、リュ・ジュンヨル、チョ・ジョンソク 上映時間133分 評価★★(五段階) 観賞場所:シネマート新宿 2019年劇場鑑賞427本目



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 【ストーリー】
 大物実業家で元F1レーサーのチョン・ジェチョル(チョ・ジョンソク)と警察幹部の汚職を調べていた内部調査課のエリート捜査官のウン・シヨン(コン・ヒョジン)は、ジェチョルの罠にはまって所轄の交通課ひき逃げ専門捜査班に左遷される。

 係長のウ・ソニョン(チョン・ヘジン)は臨月で動くのもやっと。部下のソ・ミンジェ(リュ・ジュンヨル)は眼鏡に天然パーマの優男と頼りない。だが、いざ事件がおきると2人は天才的な能力を発揮し、最初は馬鹿にしていたシヨンも驚いてしまう。やがて、ジェチョルがひき逃げ事故を隠蔽したとの情報が入り…

 【感想】
 タイトルや韓国アクションからして、とんでもないカーチェイスを期待していました。といっても、ワイルドスピードシリーズなんていうド派手な映画が流れている以上、アイデア勝負で、例えば「殺人の告白」とか「サスペクト 哀しき容疑者」とか、結構、面白いアイデアのカーアクションがありました。でも、本作は確かに派手なカーアクションですが、なんか作り物の域を超えなかったのですね。

 また、主役であるシヨンのキャラが弱い。ミンジェのほうが事実上の主役のように背景がきっかりと描かれているし、シヨンの存在意義というのがよくわからないのですよね。ちなみに、シヨン、ソニョンだけでなく、シヨンの信頼する上司のユン・ジヒョン(オム・ジョンア)も女性で、韓国の警察映画では珍しいのですが、それだけにシヨンがどんなキャラかもう少し人間性をみたかった。

 一方、悪役に初めて挑戦するチョ・ジョンソクのきれっきれの演技はほれぼれします。「EXIT」の冴えないニート役が、こんな悪辣な経済界の大物を演じられるとは思いませんでした。とことん憎らしいけど、ちらりと見せる人間性がなんともいえません。彼が一番おいしいのかもしれません。

 警察上層部と大企業の癒着というのは韓国映画ではよくあるテーマですが、それだけに、どっかで見たような場面とか、次はこうなるだろうなという予測ができてしまいました。ちょっともったいなかった気もします。
posted by 映画好きパパ at 17:38 | Comment(0) | 2019年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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