2020年01月14日

だれもが愛しいチャンピオン

 バスケ界を追放された天才コーチが知的障害者たちと出会い、バスケチームを結成していくというオーソドックスな話しですが、オーディションで選ばれた実際の知的障害者たちがすばらしく、ハートウォーミングな気持ちにさせるスポーツものです。

 作品情報 2018年スペイン映画 監督:ハビエル・フェセル 出演 ハビエル・グティエレス、アテネア・マタ、フアン・マルガージョ 上映時間118分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 2020年劇場鑑賞8本目



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 【ストーリー】
 スペインのプロバスケットチームのコーチ、マルコ(ハビエル・グティエレス)は短気な性格が災いし、妻のソニア(アテネア・マタ)とは別居中。さらに、試合中に同僚と殴り合いの喧嘩となったうえ、やけ酒を飲んで運転中にパトカーに追突し逮捕された。3ヶ月の社会奉仕活動として、知的障害者たちにバスケットボールを教えることを命じられる。

 最初はパスも満足にできないし、コミュニケーションもろくにとれない障害者達を見下して、仕事をさぼろうとして失敗ばかりしていたマルコ。だが、障害者センターの老職員フリオ(フアン・マルガージョ)から、彼らを一人一人、仲間としてみるようアドバイスされる。やがて、彼らの純粋さや世間の冷たさに発憤したマルコは本格的にバスケを教えることになり、チームは障害者バスケの試合で連勝していくようになったのだが…

 【感想】
 わかりやすいお話ですが、障害者も僕らと同じ人間で感情を持っていること(性欲も!)、そして、健常者だからといって背が低いとか短気とかそういうのもある種のハンディキャップであり、彼らを育てるのでなく、彼らに育てられることを、ユーモアにくるみつつストレートに教えてくれます。

 チームのメンバーは10人ですが、いずれもキャラが立っています。すぐにマルコにハグを求めてくる太ったファンマ(ホセ・デ・ルナ)、唯一まともなバスケができるが、それゆえに健常者から嫌な思いをさせられてチームに入れなくなったロマン(ロベルト・チンチージャー)、紅一点で小柄だけど、だれよりも武闘派のコジャンテス(グロリア・ラモス)などそれぞれがキャラだちし、なおかつ純粋さ、ひたむきさが、僕らのゆがんだ心を癒やしてくれます。まさに、だれもが愛しいチャンピオンなわけです。

 また、彼らがバスケがうまくなり、チームが強くなっていくというスポーツものの王道である一方、欠点だらけのマルコが彼らと向き合って成長していくという、中年男でも人間は変えられるということを暖かく教えてくれました。ソニアとの向き合い方もふくめて、人間にとって何が本当に大切なのか、ということを教えてくれます。

 バスケの試合シーンも盛り上がり、さすがにダンクシュートはありませんが、3点シュートとかばしばし決めて、僕なんかよりもはるかにうまいレベル。練習も試合も割としっかり尺をとっているので、見応えがあります。障害者達の演技も当たり前ですがナチュラルでした。余談ですが、相手チームの女性コーチが結構美人だったのだけど、女優名がわからなかった(笑)
posted by 映画好きパパ at 07:38 | Comment(0) | 2020年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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