2020年01月19日

マザーレス・ブルックリン

 エドワード・ノートンが監督、主演を務めた1950年代のニューヨークを舞台にしたハードボイルド映画。BGMに流れまくるジャズのアンニュイな雰囲気とたばこの煙がタイムトリップさせてくれますが、ストーリーは今ひとつぴんときませんでした。

 作品情報 2019年アメリカ映画 監督:エドワード・ノートン 出演 エドワード・ノートン、ブルース・ウィリス、ググ・ンバータ=ロー 上映時間144分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2020年劇場鑑賞13本目 



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 【ストーリー】
 孤児院育ちのライオネル(エドワード・ノートン)は緊張するとあらぬ言葉やチック症がでる神経疾患があったが、抜群の記憶力をもち、他の孤児院育ちの仲間たちとともに、ニューヨークの探偵フランク(ブルース・ウィリス)の部下になっていた。フランクはライオネルの才能を高く評価していた。

 ところがフランクがトラブルに巻き込まれて何者かに射殺される。事件の真相を調べたライオネルは、ニューヨーク市幹部で市長よりも権力があるといわれるモーゼス(アレック・ボールドウィン)がスラムの黒人を追い出して都市計画を進めようとしており、フランクに反対派の中心人物、ローラ(ググ・ンバータ=ロー)を調査させていたことをしる。ローラに近づいたライオネルだが…

 【感想】
 ライオネルの神経疾患にいらっときますが、フランクや部下の探偵達との仲がなんともいえず悪口をいっても信頼しあっている感じで、次第にそれになれていきます。このライオネルの特徴的な才能というのが事件を調査するにあたって重要なわけですけど、でも、普通にみていてこれだけの才能があれば、もっと早く真相にたどりつけるのではと思いました。

 まあ、真相については時代背景を考えればさもありなんといったところだけど、清濁併せのむフランク、権力者という意味を満喫する独自の美学をもっているモーゼス、事件の鍵を握る謎の人物ポール(ウィレム・デフォー)といった一癖も二癖もある人物を、大御所俳優が貫禄たっぷりに演じていて、みていて心地が良かった。逆にエドワード・ノートンはベテランの俳優ですが、まだ青年を脱していないようなライオネルにきちんとなりきっていたのはすごい。

 ハードボイルドなので、探偵が真相にたどりつくまであちらこちら行って、美女との出会いもありつつ黒幕にたどりつくというストーリーに目新しいものはありません。しかし、クラシックカーでのカーチェイスや、帽子やたばこをはじめとする当時のファッション、そして何よりジャズのけだるく哀愁帯びたメロディーはたまりません。一方、ニューヨークの腐敗しきって差別主義者の権力者と、それに立ち向かう庶民という構図は現代にも通じることがわかる作りも渋いです。そもそも今のニューヨークの繁栄のうらにはこうしたことがあったわけです。

 ミステリー的に犯人探しをするのでななく、1950年代にタイムスリップして雰囲気にひたるという作品。たっぷりと贅沢な時間を過ごせたような気がします。
posted by 映画好きパパ at 07:30 | Comment(0) | 2020年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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