2020年01月23日

ラストレター

 邦画に根強いファンがいる岩井俊二監督の最新作で、往年の名画「Love Letter
」を想起させるタイトル。叙情的ですが、美男美女なら許されるというお話にしか見えませんでした。

 作品情報 2019年日本映画 監督:岩井俊二 出演 松たか子、広瀬すず、福山雅治 上映時間120分 評価★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2020年劇場鑑賞17本目



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 【ストーリー】
 岸辺野裕里(松たか子)の姉、未咲が亡くなった。未咲の娘、鮎美(広瀬すず)は両親がいなくなったため、祖父母(鈴木慶一、木内みどり)の家に預けられ、夏休みの間、裕里の娘の颯香(森七菜)が泊まり込むことになった。

 未咲あてに高校の同窓会の案内がきたため、姉の死を伝えに行った裕里だが、未咲と間違えられてしまう。そしてかつての片思いの相手、乙坂鏡史郎(福山雅治)に何十年ぶりに再会する。高校時代、部活の先輩だった乙坂(神木隆之介)は、未咲(広瀬すず)のことが好きで、裕里(森七菜)を通じてラブレターを送っていた。だが、裕里はそれを姉に届けていなかったのだ。連絡先を交換した2人だが、携帯を盗み見した裕里の夫、宗二郎(庵野秀明)が激怒して携帯を壊したため、裕里は乙坂に姉の名前をかたって手紙を送ったのだが…

 【感想】
 いくら片思いの相手だといって、25年ぶりに会った中年男から「ずっと恋してました」といわれて、帰り道も後をつけられたら不気味じゃないですか。でも、それが福山雅治みたいなイケメンだったらOKということなんでしょうね。松たか子や広瀬すずが他人の名前をかたって手紙を出すのも、美人だから許されるということなんでしょう。美男美女だから違法行為をしても許されるという映画は好みでないので、冷ややかにみてしまいました。

 予告編にもありますが、乙坂が裕里が未咲の名前をかたっているのを見破るシーンがあります。そうすると、騙されているのを承知で手紙のやりとりをしていたわけで、なんか大人のプレーですかね。また、鮎美も母の名前をかたって手紙のやりとりをしているわけなんですが、筆跡とかで別人が書いているというのがわからないものなんでしょうか。いろいろ突っ込みたくなります。

 けれども、初恋への妄想パワーというのはすさまじく、冷静な突っ込みでなくてこの叙情的な雰囲気に浸れないと負けだなという気分にさせられます。名コンビだった撮影の篠田昇さんが亡くなって10年以上たち、映像の雰囲気もかわっていますが、ドローンをつかって緑豊かな仙台の風景を美しくみせる手法はさすがです。

 何より、松、広瀬、森の3人の見た目が麗しく、いろいろ文句をつけるのは野暮という気持ちにさせられました。全文を翻すようですが、「カワイイは正義」と思って、美しい映像を楽しむのにはこれほど適した作品はないでしょう。高校時代にこんな美人と良い思いが出来るなんて、神木くんもいろいろな高校生役をやっていますが、一番、おいしかったのではないでしょうか。また、豊川悦司、中山美穂のLove Letterコンビのなれの果てがでているのもサービス。トヨエツはこういうやさぐれた正論をいう役というのは本当にうまい。
posted by 映画好きパパ at 07:57 | Comment(0) | 2020年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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