2020年01月27日

音楽

 岩井澤健治監督が7年の歳月で4万枚の作画を手書きしたという驚異のアニメ。シュールな絵柄にオフビートな笑い、そして原始的な音楽の迫力にただただあぜんとします。

 作品情報 2019年日本映画アニメ 監督:岩井澤健治 出演 坂本慎太郎、駒井蓮、竹中直人 上映時間71分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:新宿武蔵野館 2020年劇場鑑賞21本目 



ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
 【ストーリー】
 スキンヘッドにひげと高校生に見えない巨漢の不良、研二(坂本慎太郎)はひょんなことからベースを手に入れた。不良仲間の太田と朝倉(前野朋哉と芹澤興人)に、バンドをはじめようと提案する。研二はギターとベースの区別がつかなかったため、ベース2つとドラムという変わった編成でバンドはスタート。楽譜も読めないため、心の赴くままの演奏をしていた。

 同級生の亜矢(駒井蓮)のアドバイスを受けつつ、バンド名を「古武術」に決め、練習をする研二たち。一方、不良が集まった丸竹工業の番長、大場(竹中直人)は研二に焼きをいれて、地域の番長がだれかを決めようと画策するが、バンドに夢中な研二に相手にされない。そんななか、町のロックフェスに研二たちの出場が決まり…

 【感想】
 予告編にもでていますが、うまいのだか下手なのかさっぱりわからないキャラクターデザインがとにかくシュール。研二たちの目なんか魚の形をしており、夜中に研二にばったりと出会ったら、ホラー映画よりも怖いかもしれません。

 しかも不良といっても「てっぺんめざす」とか暑さはゼロ。やる気の無いまま、がたいが大きいから不良として流されている感じで、何かに興味をもってもすぐ飽きてしまいます。研二と太田、朝倉、亜矢の会話もひたすらシュールで、こんなに笑ったのは久々なほど、上映中に楽しめました。

 音楽もメロディもなにもあったものでなく、ひたすら原始的なリズムが響きます。それを同じ高校のライバル?バンド「古美術」のリーダー、森田(平岩紙)が聞いたときの反応も、とにかく笑えます。そして、聞いているこちらもリズムをとりたくなり、音楽を聴く人類の衝動とは何だったのか、はるか遠くまで思いをこらせるような状態が延々続きます。森田たちのいかにも70年代風フォークとは天地の差で、いや、音楽って本当に素晴らしいと納得してしまいます。

 坂本は元ゆらゆら帝国のボーカルですし、岡村靖幸をはじめ多くのミュージシャンが参加しています。ロックフェスのシーンは実際にステージを組んで、実写をトレースするロトスコープの手法で描いたとか。映画でもテレビでもさまざまなアニメが流れますが、そのなかでも格別にユニークな作品であることは間違いありません。
posted by 映画好きパパ at 07:29 | Comment(0) | 2020年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。