2020年02月16日

ハスラーズ

 ウォール街の金持ち達にストリッパーが昏睡強盗で一泡吹かせた実話を映画化。男の性欲と女の物欲はなんて愚かなとしみじみ感じさせられました。

 作品情報 2019年アメリカ映画 監督:ローリーン・スカファリア 出演 コンスタンス・ウー、ジェニファー・ロペス、ジュリア・スタイルズ 上映時間110分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ新宿 2020年劇場鑑賞39本目



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 【ストーリー】
 借金を抱えた祖母(ワイ・チン・ホー)の世話を見ているデスティニー(コンスタンス・ウー)はストリップクラブで働くことにする。最初はまったく客がつかないデスティニーだったが、トップダンサーのラモーヌ(ジェニファー・ロペス)と仲良くなり、彼女の弟子のようなかたちで客をとりはじめる。

 しかし、リーマンショックが到来し、全米は大不況になり客は激減。いったんは店員をしていたラモーヌたちは、ウォール街で生き残った連中がぬくぬくと過ごしているのに腹をたてて、客を酒や薬でもうろうとさせ、その間にカードを限度額まで引き下ろすという昏睡強盗まがいの手段を思いつくのだが…

 【感想】
 どんなにカネがあっても、あるいはカネがあるからこそ女に目のない男達。実年齢50歳といえどもジェニファー・ロペスの迫力あるボディをみたら、盛りのついた犬のようにくらいつくのは情けないけど、男の性なのかもしれません。しかも表沙汰になるのを防ぐため、ラモーヌたちは既婚者ばかりを狙います。簡単にひっかかる男の情けなさにはあきれてしまいます。

 でも女性達も褒められたものではありません。せっかく大金を手にいれてもドレスにワインに豪華な部屋を借りて無駄遣い三昧。お金というのは稼ぐのより使うほうが難しいということがよくわかります。幼い子供もいるし、堅実な生活をしていれば良かったのに、犯罪に手を染めるなんて、女性のほうも愚かとしかいえません。でも、世の中はこういう愚か者同士がぶつかりあって動いているのでしょう。

 それでも、ウォール街の連中が傲慢で、罰もうけずに贅沢していることに彼女たちが体を張って天誅を下していることに、快哉すら叫びたくなるのは僕も意地が悪いのかもしれません。そして、犯罪が発覚する端緒も、失敗してしまうというのも、ある意味観客を満足させるもの。実話をもとにしているだけに、あまり史実と変えられなかったのかもしれませんが。

 コンスタンス・ウーが主役だけど、ジェニファー・ロペスのすさまじいボディと迫力のある性格の前ではかすんでしまいます。それを見るだけでも一見の価値があるといえましょう。上流国民の金融マンや女性ジャーナリスト(ジュリア・スタイルズ)と比べると、文字通り体をはって生きているラモーヌたちの躍動感と、犯罪者としてもしょせん二流でしかない知能をみると、格差社会で生きる難しさもみせつけられました。
  
posted by 映画好きパパ at 21:39 | Comment(0) | 2020年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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