2020年02月22日

影裏

 純文学の映画化というのは難しい。生真面目に作っていてそれぞれの場面はわかるのだけど全体として何を言いたいのかよくわからない作品でした。

 作品情報 2020年日本映画 監督:大友啓史 出演 綾野剛、松田龍平、 筒井真理子 上映時間134分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2020年劇場鑑賞47本目 



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 【ストーリー】
 2009年、埼玉から盛岡に転勤した今野秋一(綾野剛)は慣れない土地で心細かったところを、同僚の日浅典博(松田龍平)に声をかけられたことから一緒に酒を飲んだり、釣りにいくようになりり仲良しになる。だが、ある日突然、日浅は会社をやめてしまう。

 数か月後、互助会のセールスマンになっていた日浅が突然、表れて、今野はノルマ達成のため商品を契約する。そして、2人で夜釣りにいくが、しっくりこないまま別れてしまう。そして、それっきり日浅と会うことがなかった。やがて東日本大震災が起こり、混乱する中、同僚の西山(筒井真理子)から日浅が行方不明になったと聞き、今野は探しにいくのだったが…

 【感想】
 人はだれでも影があるということをいいたいのかと、キャッチコピーなどから想像しましたが、変な金融商品を誘ってくる時点で、普遍性がある人間だとは思わなかったし、日浅と父親(国村隼)の関係にしても、文学的とはいえやはり特異な感じがしたし、今一つわかりませんでした。

 もともと日浅はちょっと変わったところがあるようにみえたし、今野の元彼(中村倫也)もでてくるから、結局日浅との関係も友達以上恋人未満というか、今野はそんな彼に甘えていたようにも見え、二人の関係もちょっと「影裏」というには微妙にしか思えませんでした。

 原作が芥川賞受賞作なので、読めば補完できるのかもしれません。大友監督は今回、それほど深く説明をしていないので、観客の文学的素養が試されており、僕のように文学的世界に疎いものはちょっと苦手な作品でした。ラストにしても、後でこうだと思えば理解できるのですが観ている最中には疑問のほうが先だって、入り込めなかった。

 綾野はあいかわらず脱ぎっぷりはよくて、ファンはうれしいのでは。中村の女装も遠めからみたらすごい美人でびっくりしました。岩手の自然の風景や、震災後の雰囲気なども生真面目にとっており、岩手県人がみればうれしいかもしれません。
posted by 映画好きパパ at 20:01 | Comment(0) | 2020年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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