2020年03月02日

ブレーム兄貴、王になる

 歌って踊ってアクションがある一昔前のインド映画という感じ。もちろん勧善懲悪で見終わったあとほっこりできます。

 作品情報 2015年インド映画 監督:スーラジ・パルジャーティヤ 出演 サルマーン・カーン、ソーナム・カプール、ニール・ニティン・ムケーシュ 上映時間164分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:横浜ムービル 2020年劇場鑑賞58本目



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 【ストーリー】
 下町の貧乏役者プレーム(サルマーン・カーン)は心根は優しく、熱血漢の力持ち。みんなから兄貴と慕われていた。彼の夢は美しいマイティリー王女(ソーナム・カプール)に一度でいいから謁見すること。彼女が運営する貧しい人を支援する基金に寄付するため、王女が訪問するプリータムプル王国に弟分のカンハイヤ(ディーパク・ドブリヤル)とともにやってきた。

 王国はヴィジャイ王子(サルマーン・カーン)の即位式とマイティリー王女の婚礼の準備に追われていた。ところが、王座を狙う弟のアジャイ王子(ニール・二ティン・ムケーシュ)に命を狙われたヴィジャイは意識不明の重体に。ところが、プレームとヴィジャイはそっくりだったのだ。王国の宰相(アヌパム・カー)はヴィジャイが回復するまで、プレームに替え玉になるよう命じる。

 【感想】
 典型的な入れ替わりストーリーで、インド映画だしハッピーエンドになるだろうという想像はつきますし、歌と踊り、美男美女を大画面で見られるだけで満足できるのでは。王子は各国語をあやつり、スポーツも万能。しかし、王家に生まれたがゆえに自分を律し、他人にも厳しくあたります。また、伝統的な男尊女卑、王室最優先の思いがあり、マィティリーとも弟や妹たちとも上手くいってませんでした。

 一方、プレームは外国語もしゃべれないし、いい加減というかいたずら好きの性格で宰相を慌てさせます。しかし、王室の財産や権威など関係なく、むしろ家族が幸せになるというほうを最優先に行動します。この彼の行動が、王位をめぐって疑心暗鬼だった王族たちの心を素直にさせていく。そのあたりの展開がスピーディーで3時間近い上映時間もあっという間です。

 男性チームと女性チームに分かれてのサッカー対決とか、笑えてでも心が温かくなるようなエピソードもちりばめられています。その一方で、クライマックスのアクションシーンとかは、ちょっと古臭いけれど、いかにも王道な剣劇でした。安心して眺められます。

 テーマからして時代劇から思いきや、現在もインドに王国はあるそうで、スマホとかヘリコプターがでてきてびっくりしました。インドではこうした伝統的な踊って勧善懲悪的なストーリーは減っていて、社会派的な作品が増えている中、インドを代表するスターのサルマン・カーンがあえて、協力したとか。

 生真面目で時には冷酷な王子と、能天気な兄貴の使い分けは本当に見事。ヒロインのソーナム・カプールも、愛する男が改心したのかそれとも…と揺れる女心をきっちりと描いていました。そして、豪華な宮殿などいかにもインド映画。個人的には老人が1人亡くなったのがスルーされていたりするのがもやりましたが、インド映画って結構モブには厳しいし、しょうがないのかもしれません。
posted by 映画好きパパ at 07:33 | Comment(0) | 2020年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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