2020年03月13日

グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇

 太宰治の未完の遺作をケラリーノ・サンドロヴィッチが舞台化。それを映画化したのが本作。ヒロインの小池栄子は舞台でも同じ役をしています。大泉洋はやはり喜劇役者が似合いますね。

 作品情報 2019年日本映画 監督:成島出 出演:大泉洋、小池栄子、松重豊 上映時間106分 評価★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ湘南 2020年劇場鑑賞74本目



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 【ストーリー】
 昭和23年、小説雑誌編集長の田島周二(大泉洋)は疎開先から妻(木村多江)と幼い娘を呼び戻さなければならなかった。ところが女にだらしのない田島は愛人が10人以上もおり、しかも別れることができなかったのだ。

 妻子が戻る前に何とかしたいとあせった田島は小説家の漆山(松重豊)に相談する。すると、ものすごい美人に妻のふりをさせて、愛人のところに一緒に行けばうまく別れられるとアドバイスをもらった。さっそく町でみかけたものすごい美人に声をかけるが、その女は普段はみすぼらしい恰好をしている担ぎ屋の永井キヌ子(小池栄子)だった。金にがめつい彼女と契約した田島はさっそく愛人たちのところに一緒に行くが…

 【感想】
 昔懐かしい昭和の大衆喜劇といった感じでしょうか。笑いのツボは人によって違うので、僕はほとんど笑えませんでしたが、近くにすわったおじいさんはずっと笑っていました。ただ、さすがに令和の時代にみると古臭い。

 まず、妻をつれて愛人のところに一緒に行くと、愛人が勝手に別れてくれるという理屈がよくわからない。彼女たちは田島に妻がいると知って愛人になっていたのですから。愛人も花売り娘(緒川たまき)、挿絵画家(橋本愛)、女医(水川あさみ)と豪華メンバーですが、10人いるはずが3人しかでてきません。しかも、当たり前ですがそれぞれ美人女優がやっているので、キヌ子がものすごい美人とは見えなかったのです。

 田島が漆山のアドバイスを受けて、キヌ子にいうことを聞かせるために無理やり酔わせて押し倒そうとするシーンもありますが、昭和のころならともかく、さすがにこのご時世に平然とやらせるのには驚いた。もちろん、キヌ子は喧嘩が強く、田島をコテンパンにやっつけるのですけど、やはり古臭さを感じてしまいました。

 それでも、小池栄子が原作通りにガラガラ声で熱演し、大泉洋の困った顔をみているとなんとなく許せる感じになるのが不思議です。脇役の女性陣もそれぞれキャラがたっていますし、田島の部下役の浜田岳がこれまたいかにもの役を楽しそうに演じており、辛気臭く分析するのでなく、お気楽にみるべきなのでしょう。そういう意味では企画意図通りの演出になっているといえるのではないでしょうか。
posted by 映画好きパパ at 07:22 | Comment(0) | 2020年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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