2020年03月16日

仮面病棟

 原作者も共同脚本なんですが、クライマックスのあとに蛇足感を覚えてしまい、上映後に原作をみたら、小説のラストのほうが好みでした。なんかもったいない。

 作品情報 2020年日本映画 監督:木村ひさし 出演:坂口健太郎、永野芽郁、高嶋政伸 上映時間114分 評価★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ湘南 2020年劇場鑑賞78本目 



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 【ストーリー】
 恋人の洋子(藤本泉)を自分が運転中に事故で失い、失意で仕事の手がつかなかった若手医師の速水秀悟(坂口健太郎)は、洋子の兄小堺(大谷亮介)に頼まれ、田所病院という認知症患者が入院する病院の当直を一晩だけ務めることになる。

 ところが、その晩に近くでコンビニ強盗が起き、ピエロの仮面をつけた人物が発砲。女子大生の川崎瞳(永野芽郁)が撃たれてけがをおってしまう。ピエロは田所病院を占拠。速水は瞳の治療にあたるなか、田所院長(高嶋政伸)ら病院スタッフは警察への通報を拒否するなど不審な態度をとっていた。ピエロが病院に来たのは偶然なのか、病院には何か秘密があるのか…

 【感想】
 ピエロの目的とか割と早いうちにわかりますし、勘の良い人なら真相を見破れるかもしれません。木村監督は割とフェアにヒントを提示してくれるので、鈍い僕でもなんとなく想像はつきました。ただ、謎解きの面白さもありますけれど、速水、瞳、田所ら主要登場人物のキャラがはっきりしていて飽きませんでした。

 特に、速水は恋人を失ったときに田所病院に搬送を拒否されたという過去があります。恋人の死に苦しむ彼に、瞳も自分を親代わりに育ててくれた姉(朝倉あき)がなくなったことを語り、苦しみを理解できるとします。人が死ねば残された人は苦しむし、人の命に価値をつけるのはおかしいという、原作者も医師だけあって、こういう理念が割とストレートに提示されます。

 一方、犯人の行動が実はこの理念と矛盾するところが出てきて、お、これから面白くなるぞと思ったところ、最後のほうでそれを消化しきれていなくて、ちょっと肩透かしでした。そもそも、第2の事件は警察が調べたら犯人はすぐわかるだろうし、速水の行動も、うーん、違うのではといったところ。ミステリーなのであまり具体的な突っ込みを入れられないのがもったいない。

 坂口は相変わらずの草食系っぽい演技でしたけど、ヒロインの永野と看護師役の内田理央が良かった。2人の最近の役柄を裏切るような感じの配役で、みていてわくわくしました。また、テレビドラマ「病院の治し方」で誠実な事務長役をしていた高嶋が、本作では例によって怪演。これまたふり幅の大きさを楽しめました。
posted by 映画好きパパ at 07:08 | Comment(0) | 2020年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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