2020年03月22日

エキストロ

 63歳のエキストラに密着取材するという形のフェイクドキュメンタリー。山本耕史、大林宣彦といった映画関係者が自分役で登場します。ただ、エキストラの話だけだと盛り上げにかけると判断したのか、いろんなものを詰め込んだ結果、よくわからなくなってしまいました。

 作品情報 2019年日本映画 監督:村橋直樹 出演:萩野谷幸三、山本耕史、大林宣彦 上映時間89分 評価★★(五段階) 観賞場所:新宿シネマカリテ 2020年劇場鑑賞84本目



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 【ストーリー】
 歯科技工士を引退したあと、64歳で地元の茨城県つくばみらい市の「ワープステーション江戸」でエキストラを始めた萩野谷幸三。彼が所属している地元のエキストラ事務所ラークの紹介で山本耕史主演の時代劇にエキストラとして参加できたが、江戸時代の町民はひげをそらなければならず、スタッフと萩野谷のひげをめぐってすったもんだ。

 ようやく撮影が始まったが、エキストラなのに何度もNGをだしてしまう。しまいには腹痛を起こしてしまい、撮影は一時ストップに。一方、萩野谷はじめエキストラの取材に来たドキュメンタリーチームはとんでもないものを偶然撮影してしまう。

 【感想】

 偶然かもしれまんせが、関西テレビで「エ・キ・ス・ト・ラ」という深夜ドラマがやっており、そっちは間宮祥太朗とか筧美和子とかそれなりの俳優が、エキストラになるという1話完結のドラマです。本作は無名の俳優を使ったモキュメンタリーで、ドラマは有名俳優を使ったフィクションとエキストラが主人公でも撮影する角度が違うのですが、やはりフィクションのほうが面白いし、盛り上がるんですよね。

 映画のほうは吉本興業とNHKエンタープライズの共同制作なので、もう少し盛り上がるかと思ったら、妙なほうにどんどん話が広がっていったしまいました。萩野谷のエピソードだけで1時間半はしんどかったのかもしれないけれど、黒沢かずこや藤波辰爾が出てくるところは、受けを狙っているのかもしれなけど、個人的にはもっと人情喜劇みたいなのを期待していただけに、ちょっと気分がわるかった。

 萩野谷は実際に地元・茨城の社会人劇団で俳優をしており、映画はもちろん初出演、初主演。エキストラということもあって目立たないんだけど、作中でも絡みのある山本のところはまだしも、寺脇康文とか斉藤由貴とか知名度のある本人役の人がでて、彼らが盛り立てる場面になるとそっちに目がいっちゃって萩野谷の話が吹き飛んじゃう。

 さらに後半になると完全に萩野谷はおいてけぼりで他のエキストラの話になっちゃうのです。まあ、喜劇の好みはひとそれぞれで、こういったテイストが好きな人もいるのでしょうけど、僕にはあいませんでした。それでも、大林監督が「エキストラ」と「マエストロ」をあわえてエキストロという言葉を作って、エキストラに監督として感謝していたように、ほとんどの作品はエキストラがいないと成り立たないわけですから、無名の俳優を使ったエキストラ主人公の作品がでたというだけでも基調とはいえましょう。吉本出資のためか時代劇のヒロイン役に三秋里歩がでてたけど、着物が似合っていて、今後も時代劇にでればいいのにとつい考えてしまいました。
posted by 映画好きパパ at 07:47 | Comment(0) | 2020年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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