【ストーリー】
アトランタ行きの航空機にトラブルが起き、機長のウィトカー(デンゼル・ワシントン)の奇跡的な操縦で、航空機は原っぱに不時着。乗員乗客102人のうち96人が助かった。
ところが、ウィトカーから、アルコールと麻薬が検出された。彼は英雄なのか。それとも、酔っ払い運転で事故を起こした最低の男なのか
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【感想】
冒頭、フライトアテンダントと濃厚なラブシーンから始まり、朝からグビグビと酒を飲みまくり、麻薬を決めるウィトカー。機内でも隙を見て、酒を飲むだめだめぶりです。ところが、飛行機がトラブルに陥ると、超人的な操縦術をみせ、被害を最小限に抑えます。この着陸シーンまでは飽きずに見られました。
しかし、その後はウィトカーのダメダメぷりが延々と続きます。アルコール中毒や麻薬中毒は、アメリカと日本では深刻度がかなり違うので、何ともいえないのですが、酒をやめようとしてやめられないウィトカーのクズっぷりは、善人役の多いデンゼルワシントンにしては珍しいかも。
飲酒が原因だとすると終身刑を宣告されるため、ウィトカーの弁護士ヒュー(ドン・チードル)は必死になるけど、グタグタは続きます。また、入院中に知り合った麻薬中毒の女性ニコール(ケリー・ライリー)も必死に支えますが、物語はグタグタ。そして、クライマックスの公聴会になだれこみます。
もしかして、シラフでは運転は失敗したけど、酒と麻薬でハイになったから、着陸に成功したのかな、とおもったけど、さすがにそこまでトンデモ映画ではありませんでした。でも、結局何がいいたいのかよくわからなかった。表層的にみると、飛行機も酒酔い運転はやめましょうだもの。豪華キャストに迫力ある飛行機の着陸シーンだっただけにもったいない。(109シネマズ港北)