2020年04月05日

リンカーン

 米国人なら誰でも知っている偉人なだけに、説明的なエピソードは一切なく、ゲティスバーグの演説しかしらないような日本人にとっては、ちょっと苦しいかも。ダニエル・デイ・ルイスのオスカー主演男優賞受賞は納得ですが。

 【ストーリー】
 南北戦争末期、北軍の勝利は動かないところに来ていた。大統領選で勝利し、二期目に入ったリンカーン(ダニエル・デイ・ルイス)は、終戦の前に、奴隷制の廃止を憲法に盛り込む憲法修正13条を可決しようと計画していた。しかし、議会には反対派の議員も多く、可決までは困難な道が予想された。

 一方、子供の夭折で精神的にバランスを欠いてきたリンカーンの妻メアリー・トッド(サリー・フィールド)は、長男ロバート(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が従軍したいという希望に大反対。父リンカーンも苦悩する。




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 【感想】
 もっとリンカーンの生涯全体を、せめて南北戦争に入る前ぐらいからやるのかとおもったら、終結前後の数ヵ月に的を絞っていました。ゲティスバーグの戦いをはじめ、南北戦争は派手な戦闘シーンが多いし、「風と共に去りぬ」のアトランタ大炎上のようなスぺクタルがあるかと期待していったら、そういうのが一切なくてちょっと肩透かし。

 さらに、基本的には議会での駆け引き、裏取引といったものがメインであり、リンカーン以外では共和党急進派のスティーブンス(トミー・リー・ジョーンズ)ぐらいしか区別がつかなかったので、筋を追うのに苦労しました。

 奴隷制がない日本人からすると、奴隷制度廃止の重みというのがイマイチ伝わりづらく、何か別の法案を審議していても、同じような状態になるのではと思ってしまいました。英国の奴隷制度廃止を描いた映画「アメージンググレイス」では奴隷の悲惨な状況まで描いていたのでまだ理解できたのですが。また、南北戦争も説明なしにどんどん進んでいくので、ここらへんは興味がないとつらいかも。実際、すぐそこの席からは大きないびきが聞こえていました。

 まあ、150年前の米国ではホワイトハウスをリンカーンの子供がうろうろしたり、議会ではつかみ合いになりがちで、大統領は結果をその場でしることができないなど、そういった様子は面白かったし、南北戦争終結で、いらなくなった銃器が日本の維新戦争になだれ込むというのは、大河ドラマ「八重の桜」でちょうどやってるし、僕はなんとか関心を失わずに済みましたが。

 ダニエル・デイ・ルイスの演技は、さすがに見もの。対するサリー・フィールドもがっしりと受けているし、デヴィッド・ストラザーン、ジェームズ・スペイダーなんていったおじさんたちの渋さもじっくりと見られるから、作品の質の高さは伝わってきました。★★★★(TOHOシネマズららぽーと横浜)
【2013年に見た映画の最新記事】
posted by 映画好きパパ at 07:45 | Comment(0) | 2013年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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