2020年04月06日

ラストスタンド

 シュワルツェネッガーの主演復帰第1作ということで注目されたろうに、世界中で大コケ。古き良き西部劇と90年代アクションのオマージュという感じで、僕は面白かったのだけど、今風の連続アクションに見慣れている人はちょっとたるいのかな。

【ストーリー】
 死刑囚の麻薬王コルテス(エドゥアルド・ノリエガ )がFBI女性捜査官リチャーズ(ジェネシス・ロドリゲス )を人質に取り、脱走した。捜査責任者のバクスター(フォレスト・ウィテカー)らが追跡するが、最新のスポーツカーで逃走しているコルテスは検問を次々に突破して、メキシコ国境まであとわずか。

 国境の町、ソマートンは平和な街で、保安官の仕事といったら屋根から降りられなくなった猫を助けることぐらい。だが、保安官のレイ(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、若い頃ロスアンゼルス市警の凄腕麻薬捜査官だった。レイは街の仲間と協力して、最後の砦(ラストスタンド)としてコルテスの逃走を防ごうとする。



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【感想】
 アクション俳優が年老いたときどうするか。イーストウッドのように演技派に転じるのもあるでしょうが、シュワちゃんは、年老いたガンマンを真正面から演じることにしました。したがって、昔のシュワ映画のように片っ端から敵をなぎ倒すのではなく、敵を倒すのも一苦労。敵の銃弾を転がってよけながら店に非難すると、住民から「大丈夫?」と聞かれて「old」と答えるシーンは爆笑しました。

 その分を若い副保安官たちがサポートします。中でも、敵の最新兵器に対抗するために、兵器オタクの青年(ジョニー・ノックスビル!)が協力したり、アフガンの有志だけど、PTSDからアル中になり、留置場に入れられていたフランク(ロドリゴ・サントロ )に急遽副保安官になってもらうなど、メンバーが集まっていく様子は七人の侍をも彷彿とさせます。そして、おいしい見せ場はしっかりとシュワちゃんのアクションで占めてくれます。

 シリアスとコミカルが適度に混じったシナリオもおいしい。前半で味方の意外な登場人物があっさり殺されてしまい、だれが途中で倒れるか結構ヒヤヒヤしながら見ました。銃撃戦もいろいろこっているけど、敵味方とも百発百中ではなく、頭を使って苦労しながら倒していくというのも、私好みのシチュエーション。

 監督が「箪笥」「悪魔を見た」の韓国監督、キム・ジウン。登場人物もノリエガはスペインのスター、サントロはブラジルのスターと、ハリウッドスターを使わず人件費を抑えながらも、華やかなメンツを揃えているし、リチャーズ捜査官のほか、副保安官のサラ(ジェイミー・アレクサンダー )、保安官たちの常連のダイナーのウエイトレス、クリスティ(クリスティアナ・レウカス)と女性陣も華やか。アクション映画ファンには、ピーター・ストーメア、ハリー・ディーン・スタントンなど、渋い顔ぶれがそろっているのもいいですね。レイがコルテスのことを「移民の面汚し」と罵るシーンがあるけれど、純粋なWASPがほとんどいないのもアメリカらしい。FBI捜査官役に「春のワルツ」のダニエル・ヘニーが出ていたのは監督が連れてきたのでしょうか。

 途中でコルテスが使った新兵器はどこへ行ったのか、とか、あんなに早く先回りできるのかとか、ツッコミどころはあっても、アクションでお腹いっぱいだから文句も出ないというのは、「藁の楯」のような日本のアクションとは違いますね。面白かったのになあ。ここまでこけちゃうと、似たような映画がなくなりそうでさみしい。★★★★(109シネマズグランベリーモール)
【2013年に見た映画の最新記事】
posted by 映画好きパパ at 07:48 | Comment(0) | 2013年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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