2020年04月06日

ジャッキー・コーガン

 ブラッド・ピットが凄腕の殺し屋を演じるということから、派手なアクション映画を想像する人が多かったのだろうけど、なんというか、すごいうらぶれた作品。私自身は悪くはなかったのだけど、世評は低いですね。

 【ストーリー】
 町の賭場がフランキー(スクート・マクネイリー)とラッセル(ベン・メンデルソーン)に襲われた。襲撃計画を持ちかけた黒幕のアマト(ヴィンセント・カラトーラ)は、賭博場を仕切っているマーキー(レイ・リオッタ)が以前、狂言強盗事件を起こしたことがあり、マーキーが疑われるから大丈夫だとアドバイスする。

 マフィアの連絡役ドライバー(リチャード・ジェンキンス)は、凄腕の殺し屋ジャッキー・コーガン(ブラッド・ピット)に真相の解明と犯人の処罰を依頼する。コーガンは殺し屋仲間のミッキー(ジェームズ・ギャンドルフィーニ )の応援を求める。



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 【感想】
 時代を2008年の金融危機前後に設定してあり、ブッシュやオバマの演説などが差し込まれる。どういう意味なのかと思ったら、映画評論家の町山智浩氏の解説によると、金融危機で救済された大手金融機関や無策だったブッシュ政権を皮肉る暗喩が込められているそう。どうりで、マフィアの使いのドライバーに、大学教授や官僚といった役柄の多い、リチャード・ジェンキンズを起用しているわけだ。

 アンドリュー・ドミニク監督は、ブラピと組んだ前作の「ジェシー・ジェームズの暗殺」でも、長回しや抑え目だけどリアルな描写で、単純なアクション映画を期待したファンを裏切りましたが、本作も同様。チンピラ同士が計画を立てるときは、延々とどうでも良い話が続くし、ミッキーとコーガンの会話もそう。でも、現実では何か仕事に取り組む時でも、仕事以外の話をしながらって、時は結構ありますからね。

 ブラピをはじめ、登場人物は皆薄汚いし、そもそも街全体がくすんでみえる。金融危機で経済が崩壊したアメリカの田舎町を象徴しているのでしょう。住民が追い出されたような住宅が広がっていたり、報酬をめぐっての値切り交渉があったり。不景気になると、裏社会、底辺にも大きな影響があるということでしょうか。とにかく殴る蹴るや、ピストルで打たれるシーンの痛そうなこと。そして、こった映像には一見の価値があります。

 それにしても男臭い映画。女はミッキーが買った娼婦しか出なかったのでは? その割には、カネの使い方に細かく、ああ、米国は金融社会だと思った次第です。★★★★(109シネマズグランベリーモール)
【2013年に見た映画の最新記事】
posted by 映画好きパパ at 20:08 | Comment(0) | 2013年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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