2020年04月13日

殺人の告白

 実在の事件にインスパイアされたアイデアは見事。単なる謎解きサスペンスにせず、アクションもガンガン見せているのにも驚きました。荒っぽいところはあるけれど、韓国はこういう犯罪映画はうまいですよね。2時間ノンストップで進みました。

 【ストーリー】
 15年前に韓国を震撼させた連続女性殺人事件の担当刑事、チェ(チョン・ジェヨン)は婚約者スヨン(ミン・ジア)も事件で失った。一度は犯人を追い詰めるが、逆に刃物で刺されて重傷を負い、事件も迷宮入りした。

 時効成立後、ドゥソク(パク・シフ)という男が、自分が連続殺人事件の犯人だという本を出版する。イケメンで印税を遺族に寄付すると発表したことから、たちまち、マスコミの寵児に。2人の因縁に目をつけたテレビ局は公開討論番組で対決させようとする。一方、犠牲者の遺族たちは、ドゥソクに復讐しようと、計画を練っていた。そこへ、Jと名乗る男から真犯人は自分だという電話がかかってきて…




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 【感想】
 映画「殺人の追憶」で知られる、華城連続殺人事件をモチーフに、時効となり、罰せられない犯人がベストセラーを書いたらどうなるかというアイデアで始まった物語。日本ではかつて殺人事件の時効が15年だったとき、民事の時効は20年と差がついていたけど、韓国ではそういうことがないのでしょうか。

 連続殺人鬼でも、イケメンで反省しているような姿をすれば、マスコミで人気者になるというのは、日本でオウム真理教の事件後に、追っかけギャルがでたことを思い出させます。パク・シフの一見イケメンで、実はとんでもない悪人のようにも見える演技はなかなかのもの。実は、パク・シフは女性に性的暴行を加えたとされるスキャンダルが今年明らかになった。女性の告訴取り下げで、不起訴となったが、そういうニュースを知っているだけに、余計、パク・シフがミステリアスに見えてしまいます。そこにベテラン、チョン・ジェヨンが暑苦しいほどの鬼刑事役でがっぷりと組みます。

 派手なアクションも全編に散りばめられており、冒頭のチェがあと一歩で犯人を取り逃がしてしまうシーンは、息もつかない暴力シーンの連続。また、中盤と終盤にあるカーチェイスは、スタントマンも使っているし、SFXも使っているのはわかるけれど、よく、こんな派手なカーチェイスができると驚きました。こんなド迫力なカーチェイスはハリウッドでも見たことがなく、映画館のスクリーンでみるべき作品でしょう。

 アクションだけでなく、各登場人物の心理的な駆け引きも見事で、物語は二転三転し、最後までどんでん返しの連続です。だれが何のためにこのような行動をしたのか、きちりと伏線を貼りまくり、あとから思い出せば、納得できる場面ばかり。このほか、蛇を使ったトリックや、視聴率目当てのテレビ局を利用したトリックなど、ミステリーとしても見ごたえがあります。

 逆に技巧にこりすぎて、「息もできない」のような、むきだしの激しさというのは少ないのが欠点かも。それでも、エンターテインメントとしては十分すぎるほど堪能できます。★★★★(シネマート六本木)

*日本でも藤原竜也主演でリメイクされていますので、見比べるのもいいかも
【2013年に見た映画の最新記事】
posted by 映画好きパパ at 08:39 | Comment(0) | 2013年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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