2020年04月13日

ローマでアモーレ

 ウディ・アレンの新作は、すかっと笑えるコメディ−作品。海外のコメディーってどぎつい下品な下ネタが多いのだけど、この作品はそんながなく、見終わったあと幸せになります。

 【ストーリー】
 ローマにいる人々の物語。

 米国の引退した演出家ジュリー(ウディ・アレン)と妻のフィリス(ジュディ・デイヴィス)は娘のヘイリー(アリソン・ピル)がローマ旅行中にイケメン・イタリア人のミケランジェロ(フラヴィオ・バレンティ)と結婚を決めたと聞いて、慌ててローマに向かう。ちょっと天然の入ったジュリーの行動で…

 田舎からローマに転職のためやってきたアントニオ(アレッサンドロ・ティベリ)とミリー(アレッサンドラ・マストロナルディ)の新婚カップルがホテルにチェックインした。ミリーが美容院に行っている間に、いきなり高級コールガールのアンナ(ペネロペ・クルス)が部屋に乱入。アントニオは慌てるが、そのころ、ミリーは広いローマで迷子になり、どんどんドツボに…

 平凡なサラリーマンのレオポルド(ロベルト・ベニーニ)がある朝会社に出かけようとすると、マスコミが殺到してきた。何が何だかわからないうちに、セレブとなってしまったレオポルドは困惑する。

 建築家の卵ジャック(ジェシー・アイゼンバーグ)は女子大生のサリー(グレタ・ガーウィグ)と同棲していた。そこへ、サリーの友人で売れない女優のモニカ(エレン・ペイジ)が遊びにやって来る。モニカの気まぐれな言動にジャックは振り回される。偶然、ジャックと知り合った建築家の先輩ジョン(アレック・ボールドウィン)のアドバイスを受けるが…



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 【感想】
 観光客、ローマっ子、おのぼりさん、留学生といった人々が思わぬ騒動に巻き込まれていく様子を同時並行的に描いています。現実ではちょっとありえないトラブルに、その困惑ぶりがベタでもおかしくておかしくて。しかも、舞台がローマだけに、男女の仲も積極的。決して下品にならない下ネタと、人間、最後は愛だよね、というあたりが大人の映画っぽくいとをかし。

 また、俳優としては久々のウディ・アレンが、相変わらずのちょっと神経質なピンボケオヤジを熱演。そのほか、米国、イタリアの豪華キャストが絡んでいくのも、いかにもアレン映画で、この人の才能ぶりは驚かせますね。最近はぬるいコメディの連発と思っていたけど、この10年のアレンのコメディーでは一番笑えて、安心できるかも。豪華俳優陣のなかでは、おバカな女優を演じたエレン・ペイジがものすごくキュート。この人、大作にも出ているけど、「スーパー!」「JUNO」といったちょっと変な映画の変な役に出ているときが一番生き生きしていますね。

 ちなみに、レオポルドのエピソードは、筒井康隆の短編で、TVドラマ「世にも奇妙な物語」にあったものとプロットは一緒。アレンがそこまで読んだのか、それとも天才が思いつくものは、全く別の天才が思いつくものなのかわかりません。4つのエピソードのうち、これだけは似たような話を知っていただけ、ちょっと落ちるかも。

 僕はローマに行ったことはないのだけれど、この映画をみて、ものすごく行きたくなりました。最近の映画はニューヨークを離れて、ロンドン、バルセロナ、パリ、ローマとヨーロッパの主な都市を回っているアレン。ぜひとも日本を舞台にした、コメディーを作ってもらいたいものです。★★★★(渋谷Bunkamuraル・シネマ)
【2013年に見た映画の最新記事】
posted by 映画好きパパ at 20:25 | Comment(0) | 2013年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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