2020年04月18日

のぼうの城

 和田竜のベストセラーの映画化で原作は既読。原作がスラスラと読める軽い読み物だったこともあり、映画も予算をかけている割には、漫画チックなところがあり、痛快娯楽時代劇という最近では珍しいジャンルになっています。

 【ストーリー】
 豊臣秀吉は天下統一の仕上げのため、関東の北条氏を攻めた。北条氏の支城、忍城(現在の埼玉県行田市)は、城主の成田氏長(西村雅彦)が北条氏の本拠地小田原に応援にいったため、彼の従兄弟の長親(野村萬斎)が城主となる。彼は、幼児のような純真な言動で領民からは半分尊敬、半分からかいをこめて、「のぼう」と呼ばれていた。

 豊臣軍は石田三成(上地雄輔)を総大将に2万人。これに対して、忍城には正木丹波(佐藤浩市)、柴崎和泉(山口智充)ら歴戦の将はいるものの、農民も含めてわずか3000人しかいない。絶対に不利な情勢のなか、のぼうは豊臣軍を迎え撃つ。



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 【感想】
 映画でも触れられているが、石田三成は文官の才能はあるものの、武将の才能はないとされ、それがこの忍城攻略戦のためだといわれている。その史実をもとにしているが、伝説では城主の娘、甲斐姫(榮倉奈々)が、自ら出陣して石田勢を蹴散らしたとあるのに、映画ではその場面がなかったのはちょっと残念。

 監督は人情ドラマを多く手がけている犬童一心だけど、共同監督にガメラシリーズの樋口真嗣がついており、忍城をめぐる攻防、なかでも水責めは、これまでに見たことのない迫力のある映像。当初、東日本大震災直後に公開予定が、被災者に配慮して、1年間延期されたというのもうなづける。

 映画としては強敵を弱者が智慧と勇気を絞ってやっつけるという、王道もので、2時間20分近い上映時間をあきさせない。正木たち忍城の勇者の、格闘ゲームのような無敵ぶりを楽しむのもいいし、一見、でくのぼうにみえるのぼうの、知恵者ぶりをみるのもいい。また、敵味方、さらに領民まで各キャラクターが、それぞれキャラだちしているからわかりやすく楽しめます。

 豊臣勢が金と権力で蹂躙しようとするとき、人の力で対抗した忍城の面々。最後までさわやかにみられます。ただ、あまりにも単純すぎて深みがないともいえますが、娯楽劇にそこまで求めるのは酷でしょう。 ★★★★(DVD)
【2013年に見た映画の最新記事】
posted by 映画好きパパ at 22:11 | Comment(0) | 2013年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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