2020年04月21日

闇金ウシジマくん

 深夜テレビの映画化は、だれが見るのという作品が多かったりするのだろうけど、本作は山田孝之を狂言回しに据えて、お金に狂わされる人間たちの愚かさを見事に描いています。秋からシーズン2も始まるそうで、今から楽しみ(*2013年の記事です)。

 【ストーリー】
 10日で5割の暴利をとるカウカウファイナンス社長の丑嶋(山田孝之)は返さない債務者には過激な暴力をも辞さない闇金業界の大物だ。

 イベントサークルのリーダーで、成り上がることを夢見る若者・小川(林遣都)とギャンブル狂の母親の借金を肩代わりさせられた女子大生・未來(大島優子)のエピソードを中心に、闇金から金を借りたものたちの哀れな姿をみせる。



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 【感想】
 借金は絶対してはいけません。気軽に保証人になってはいけません。現代社会では当たり前のことなのに、知識がなかったり、目先の欲望に負けたりして簡単に泥沼に落ちてしまう人のなんと多いことか。しかも、悪質な業者には警察も弁護士も頼りになりません。規制法の施行で以前よりは過激な取立ては減ったという説もありますが、偽装質屋などあの手この手の手段がでてきています。この映画はPG12ですので、中高生のうちから、借金の怖さを理解するために見てもらうのがいいかもしれません。

 冒頭、虚業の実業家(山下規介)のホームパーティから映画がスタート。小川がそこにあこがれるところは、最近のネット系ビジネスの盛況ぶりや、それに若者があこがれてほいほいついていくところをうまく風刺しています。そこへ丑嶋が取立てにくるのだけど、それの怖いこと怖いこと。また、地方出身(埼玉)の平凡な生まれの小川が、セレブな生活に入りたいという焦燥感や、持っているものの傲慢さなど、社会風刺もよくできていました。

 一方、未来のエピソードは、ギャンブル狂の親に自分の人生もめちゃくちゃにされるという、ある意味いつの時代でもありそうな話です。彼女は返済のために出会い喫茶で働くことに。こういう風俗があるとは知らなかったのだけど、丑嶋が彼女について、「体は削らないが、心を削っている」といいますが、意にそぐわない仕事をしている人ってそういうことですよね。 

 なお、「今、返済した(ウェイターで)五万円と 出会いカフェで稼いだ五万とは 金額が一緒だが価値が全然違う」と丑嶋のセリフがありますが、これは経済学的には誤り。ただし、人の思いも丑嶋に通っているというのを示す良いセリフだと思いました。

 山田孝之はテレビの時からにあっているとおもったけど、林遣都と大島優子が思い掛けず好演。ああ、いかにも現代の若者だな、と思われるような役になりきっています。片瀬那奈はテレビドラマの視聴者へのサービスなので、ドラマ未見ならなんで出ているか不思議に思うかも。

 暴力シーン、レイプシーンがさんざんあるので、見るのも嫌だという人もいるかもしれませんが、お金の大切さ、怖さを知るためには必見の作品といえると思います。★★★★(DVD)
【2013年に見た映画の最新記事】
posted by 映画好きパパ at 11:42 | Comment(0) | 2013年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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