2020年04月27日

ザ・タワー 超高層ビル大火災

 韓国版のタワーリングインフェルノ。最新のVFXと、韓国映画独特のくどい演出がうまい具合に組み合わさり、娯楽映画の傑作に。韓国映画ファンならたまらない豪華キャストは、まさに災害映画の王道ですね。

 【ストーリー】
 ソウルにある108階建ての超高層ビル「タワースカイ」の上層階では盛大なクリスマスパーティーが開かれていた。ビルの管理チーフ、テホ(キム・サンギョン)は、上層階のスプリンクラーの故障を直すように幹部にかけあうが、パーティーの準備が優先と放置されてしまう。

 悪天候にもかかわらず、タワーのチョ会長(チャ・インピョ)の命令で、イベントに出動したヘリが強風に煽られタワーに激突。そのまま炎上した。テホの危惧した通り、スプリンクラーは作動せず、火は瞬く間に燃え広がり、大勢の人が上層階に取り残されてしまう。そこにはテホの幼い娘ハナ(チョ・ミナ)もいた。レストランのマネージャー、ユニ(ソン・イェジン)とともにハナは火の中を必死に逃げ惑う。一方、消防署長(アン・ソンギ)の指揮の下、伝説の消防士といわれたヨンギ(ソル・ギョング)のチームが決死の消火活動を行うが…



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 【感想】
 序盤はゆったりと登場人物たちの日常を映し出す。ユニに好意を持ちながらも、なかなか切り出せないテホと、彼を応援しようとするおませなハナ。仕事優先で家庭を顧みないヨンギが久々にクリスマス休暇を取ろうとケーキ屋にクリスマスケーキを注文する。それ以外にも、大学生の息子の学費を必死で稼ぐビルのそうじのおばさん(イ・ジュシル)、パーティーでお見合いをしようとする老紳士(ソン・ジェホ)、宝くじがあたりビルの居住部を購入した田舎の司祭(イ・ハヌィ)など大勢の人が出てくる。韓国風のユーモアやうるささたっぷりの描写がぬるく続く中、パーティーから一転して阿鼻叫喚の災害が始まる。

 火災は韓国最新鋭のVFX技術と、本物の火と爆薬と水を使った映像が混ざり合い、迫力ありすぎ。エレベーターが火に包まれ乗っていた人たちが焼死するシーンなんか、なまじのホラーよりも怖すぎて悪夢に出てきそう。さらに、床が崩落したり、爆発に巻き込まれて吹き飛んだりとありとあらゆる手段で生き残った人たちを苦しめる。しかも、通常の映画なら死亡フラグ出しまくりの人が生き残ったり、逆にこの人がと驚くような人があっさり死んだりするものだから、だれが最後まで生き残るか分からないというのもハラハラ度合いをまします。

 ただ、2時間の上映時間でもまだ詰めきれなかったのか、もう少しあの人はどうなったのか知りたかった部分がありました。アンソンギやチャ・インピョといった主役級の俳優はもっとねっとり描いても良かったでしょう。また、ピンチが次から次へと続くことがかえって、解決があっさりするの連続だったのが難点。もっと、ためを作っても良かったか。

 ところで、驚いたのがこの映画の制作費がたった8億円だということ。もちろん日韓の物価の差はあるとはいえ、8億円バジェットの映画だったら邦画でいくらでもつくれるでしょう。こういう大パニック映画というのは邦画でできないのか、つくづく思ってしまいました。それから、東京ではシネマート新宿でしか上映していないのですが、日中は小さいスクリーンで上映されています。もちろん、日本における韓国映画の興行不振というのはあるのだけど、せめて大スクリーンで見たかった。★★★★(シネマート新宿)
【2013年に見た映画の最新記事】
posted by 映画好きパパ at 08:08 | Comment(0) | 2013年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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