2020年05月02日

夏の終り

 満島ひかり、綾野剛、小林薫と素晴らしい俳優、女優の組み合わせの恋愛映画なんですが、原作の瀬戸内寂聴の自伝的小説を読んでいないと意味不明なところが多く、久々に、映画途中で爆睡してしまいました。

 【ストーリー】
 戦後まもなく、初老の作家、慎吾(小林薫)の愛人となり、ひっそりと暮らす美術家の知子(満島ひかり)のところに、かつて駆け落ちした相手の涼太(綾野剛)が現れた。愛に生きる知子と2人の男の微妙な関係が続く。



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 【感想】
 個々の心情描写を丁寧に描いているのはわかるけれど、現在と過去が入れ子の形式になっているのに、説明よりも描写で見せる作品なので、予備知識がないと、前半はおいてけぼりになります。むろん、慎吾と知子が愛人関係にあるのはすぐわかりますが、涼太との関係とかがよくわからないまま、物語が進んでいき置いてけぼり状態に。

 また、満島、綾野は、画だけ切り取ると、驚く程色気に満ちているのに、何分かのシーンが続いていると、愛欲という感じがまったくしないのが不思議でたまりませんでした。もっと、情念に満ちた感情を出しまくってほしいのに、美しい絵のほうを優先した感じです。コロッケとか序盤はワクワクさせてくれたのに。結局、桃に群がる蟻だとか、2人以外の登場人物がストップしてしまう演出とか、一瞬一瞬は工夫して興味深いのに、映画をみているあいだ、睡魔と戦う羽目になったのも、見ているこちらを画面から離さないギラギラ感がなかったということでしょうか。

 公開時期があわなかったということもあるかもしれません。満島も小林も、ものすごい上手な役者なのですが、ちょうど、日本テレビのドラマ「WOMAN」にはまっていて、向こうでは義理の親子なのに、こちらでは愛人といわれても、なかなか頭を切り替えることができませんでした。せめて、別の時期に上映していればよかったのでしょうが。

 熊切和嘉監督は僕にとって当たり外れがある監督で、前回みた「海炭市叙景」なんかは、非常に淡々として心にしみいってきたのに、本作ははまりませんでした。やはりもっと年上で、恋愛経験が豊富な女性向けの作品ということなのでしょうか。昭和の時代を蘇らせた美術やロケ地の選定、ライティングなどは素晴らしいのに、もったいないという印象。★★(TOHOシネマズ錦糸町)
【2013年に見た映画の最新記事】
posted by 映画好きパパ at 07:52 | Comment(0) | 2013年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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