2020年05月09日

トランス

 「スラムドッグ$ミリオネア 」のダニー・ボイル監督の最新作は新感覚のミステリーで、人の心をテーマにしたもの。催眠術がキーとなりますが、実際に催眠術ってこんなに力があるのかなあ。

 【ストーリー】
 ロンドンの美術品オークションの最中に武装強盗団が入り、2500万ポンド(約38億円)以上の値があるゴヤの名画が強奪された。オークション会社の社員、サイモン(ジェームズ・マカヴォイ)は絵を守ろうと強盗団のリーダー、フランク(ヴァンサン・カッセル)に立ち向かうが、あっさり返り討ちにあい、殴られて頭に重傷を負う。

 フランクが奪った絵を確認すると、額縁だけで肝心の中身はどこかに消えていた。実は、強盗に立ち向かったヒーローと賞賛されたサイモンは、フランクの仲間。絵を隠す途中にフランクに渡す手はずだったのに、頭をう打った衝撃で、絵をどこに隠したかの記憶を失ってしまったのだ。あせったサイモンは催眠療法でフランクの記憶を呼び戻そうと、事情を隠して催眠療法士のエリザベス(ロザリオ・ドーソン)に協力を持ちかけるのだが。




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 【感想】
 二転三転して、最後には衝撃の事実が現れます。二度目にみたら、ああ、なるほどと納得する部分もあるとか。しかし、催眠術があまりにも万能過ぎて、せっかくのどんでん返しも、驚きはするものの、やられた、という爽快感にかけてしまうのが残念。また、どこまでが現実で、どこまでが脳内の幻想なのかわかりにくくしているのも、テンポの良さをそいでしまいました。

 ただ、できるだけフェアに描こうとしており、一見、なんの脈絡もない場面にも、ヒントが隠されています。例えば、ロザリオ・ドーソンの美しいヌード場面があるのですが、それも実は… だから冒頭から一瞬たりとも見逃せません。

 スタイリッシュな映像と音楽の使い方もボイル監督の長所をよく表しています。予告編にもありますが、過去の盗まれた絵画の数々を催眠状態のなかで探し当てる場面や、マカヴォイのモノローグとともに始まる冒頭の強奪シーンの様子などは、ワクワクしながらみれました。それだけに、全体としてみると、映像や音楽に凝りすぎちゃった反面、警察はどうしたのかとか、催眠術はそこまで万能なのかとか。肝心の脚本にマイナス面が見えるのが残念でした。

 ジェームズ・マカヴォイが悪役をするのは初めて見たかもしれません。日頃、ヒーロー役が多い俳優が、こういう変化球を演じるのは面白いかも。ヴァンサン・カッセルの怖いんだか、ドジだかわからないような悪役と良いコンビ。そのあたふたぶりもみものです。★★★(TOHOシネマズららぽーと横浜)
【2013年に見た映画の最新記事】
posted by 映画好きパパ at 07:37 | Comment(0) | 2013年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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