2020年05月12日

謝罪の王様

 「あまちゃん」は大好きでクドカンのドラマは好きなのだけど、彼の映画とは今ひとつ相性がよくないんですよね。本作は「あまちゃん」直後だったので期待しましたが、やはりあいませんでした。

 【ストーリー】
 「謝るとき人は誰でも主人公」「土下座を超えた謝罪」があると豪語し、どんなトラブルも謝罪で解決する東京謝罪センター長の黒島(阿部サダヲ)。暴力団の車にぶつけた帰国子女の典子(井上真央)は、黒島に謝罪で解決してもらったことから、彼の助手になる。

 軽薄なセクハラ青年(岡田将生)、子供が暴行事件を起こした大物俳優・南部(高橋克実)とその元妻・はる香(松雪泰子)などなど、さまざまな事件を謝罪で解決した黒島は、ついに日本国政府の外交問題まで、謝罪で解決する羽目に。



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 【感想】
 いくつかのエピソードが、最終的には伏線だったというクドカンらしい脚本で、中盤までは結構楽しめました。ところが、クライマックスというべき外交問題がだらだらと長すぎる上、あまりにも下らない解決策(解決策そのものが下らないというよりも、関係者がだれも解決策を知らない点で)に脱力しました。映画ではギャグそのものがありえなくても、周りのディテールはしっかりと描き、矛盾がないようにするべきだと思います。その点、しっかり書き込んでいた「あまちゃん」とえらい違い。

 また、エンディングロールが完全にエグザイルとE−girlsのPVになっているのも微妙。E−girlsやエグザイルが劇中で活躍するか(数人は出ているけど)、あるいは、阿部サダヲと井上真央をセンターにして従えるならまだわかるけど、唐突感が否めません。制作の日本テレビの大人の事情なんでしょうかね。どーでもいいけど、E−girlsの目立つ位置にいた女の子が石野真子にみえてしまいました。

 井上真央にピンクのレオタードを着せたり、竹野内豊に腋毛ダンスを躍らせたり、尾野真千子にセクハラしまくったり、川口春奈が沢尻エリカのそっくりに扮したりと、スターをおもちゃのように使うクドカンらしい小ネタはあってよかったけれど、それだけで2時間超えの作品はつらい。というか、そもそもセクハラを謝るだけで解決できるなら、世のセクハラオヤジは喜びますがな。岡田将生がイケメンだったからでしょうか。

 井上真央が今までと違って非常識なおバカな娘を演じていたのは新鮮で、尾野真千子の硬すぎるキャリアガールぶりなど、前半は面白かったのにね。まあ、だれもが感性が一致する泣きの映画と違って、コメディ映画は人によって笑いのツボが違うので、クライマックスのエピソードが好きな人もいるんでしょうけど。★★(TOHOシネマズららぽーと横浜)
【2013年に見た映画の最新記事】
posted by 映画好きパパ at 20:55 | Comment(0) | 2013年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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