2020年05月20日

波よ聞いてくれ(放映中)

 突然、札幌のラジオ局でDJをやることになった女性を主人公にした大人向けのアニメ。ラジオの世界という知っているようで知らない世界を教えてくれるのと、恋愛を含めた大人の人間関係や心情をすくいとっています。主人公の鼓田ミナレが破天荒な女性なので、次にどう展開するかも楽しみ。

 【ストーリー】
 札幌のスープカレー店で働く25歳の鼓田ミナレ(声・杉山里穂)は彼氏に金を持ち逃げされたショックで泥酔し、隣の席にいた藻岩山ラジオ局のディレクター、麻藤兼嗣(藤真秀)にくどくどと絡みつく。

 翌日、カレー店で働いてきたときラジオから自分の声が流れていて驚いた。なんと、前日の会話を麻藤が録音して、ラジオで流したのだ。ラジオ局に行って抗議するミナレだが、酔っぱらった自分がした許諾のサインをみせられ、いいくるめられてしまう。それどころか、ラジオパーソナリティーとしてスカウトされる。しかし、素人の彼女に与えられた番組はとんでもないものだった…



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 【感想】
 ラジオパーソナリティといっても給料は微々たるもので、カレー屋のバイトと掛け持ちするミナレ。ラジオ局は麻藤や天然のAD南波瑞穂( 石見舞菜香)、突飛さといい加減なアイデアでミナレを悩ます放送作家の久連木克三(山路和弘)などなどユニークなキャラクターがそろっているのは、まあマスコミだからわからないでもありません。

 でもカレー屋の登場人物もまた個性的。同性愛者で仕事に厳しく、ミナレを首にしたくてもなぜかハプニングが起きて首にできない店長(島田敏)、ミナレの後輩でバリバリの体育会系のノリでミナレにせまる中原(矢野正明)、何を考えているのか不気味だけど、作中最強の剣客ではないマキエ(能登麻美子、同じ原作者の無限の住人からのパロディ)と、ミナレとの関係にそれぞれやきもきさせられ、リアルなようなそうでないような感覚が何とも心地よい。

 カレー屋の一見あるあるのラブコメ的展開もいいですが、ラジオの仕事が殺人犯になりきって電波ジャックするとか、湖でヒグマと対決しながら実況するとか突拍子のないものばかり。日常的なカレー屋とありえないようなラジオのギャップがまたたまりません。素人だけど、しゃべりの才能を見出されたミナレは果たしてどうなるのか、目を離せません。

 舞台が札幌というのも、元札幌市民としては懐かしい。東京でも大阪でもない、札幌という地方都市だからこそあるような人間の距離感というのもいいですし、それこそヒグマと対決なんて北海道でしかできないし。もう一つミナレ役の杉山里穂の熱演がお見事で、DJとしての長台詞を、25歳で自分探しをしているちょっと大人の女性ならではの言い回しで演じ切るのは拍手したくなります。抒情的なエンディングテーマも〇。★★★★
posted by 映画好きパパ at 07:33 | Comment(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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