2020年05月29日

異世界食堂(2017年)

 異世界というと剣や魔法、ドラゴンやエルフといったファンタジーの世界ですが、その住人たちがただ食堂でおいしく料理を食べるだけなのにひたすらはまりました。異世界の住人の食レポがとにかくすごく、飯テロですね。

 【ストーリー】
 オフィス街にあり安くてうまいと評判の洋食屋「ねこや」には秘密があった。毎週土曜日になるとドアが異世界に通じて、そこの住人達が食事をしにくるのだ。偉大な英雄、大賢者からドラゴン、エルフ、人魚まで、異世界にはないカレーライス、ハンバーグ、パフェといった料理に舌鼓をうつ。

 食堂の主人(声・諏訪部順一)はどんな客がきても驚かず、どんな注文にも応じる。外では敵同士でも食堂のなかでは客同士。ある日、魔物の少女アレッタ(上坂すみれ)が店の厨房に迷い込む。魔物は人間に嫌われており、食べるものにも苦しんでいるアレッタをみて、主人はウエイトレスとして雇うことを決めたのだが…





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 【感想】
 電気もガスもない異世界では調理法も限られています。食材は大きな違いがないですが、蒸すといった調理法や発酵もないため、ねこやで出されるメニューは大ごちそう。主人は定食だけでなくスイーツも得意だし、酒も異世界にないものばかり。王侯貴族でも食べられないどころか、この世界では神に等しい赤の竜の女王(伊藤静)すら、人間に化けて、食べに来ます。

 1回の放送がAパート、Bパートに分かれて、基本的にはそのパートのメインゲストが主人公となり話を展開していきます。店の主人はあくまでも狂言回し的役割。店の常連はそれぞれ好きなメニューがあり、「メンチカツ」「エビフライ」といったメニュー名があだ名になっているのがほほえましい。しかも、自分の好物こそ店で一番おいしいと固く信じており、それが言い争いになって主人にたしなめられるほど。

 エルフが肉を食べられなかったり、フェアリーが果物が好物だったりと、種族によって食べ物制限があるのも面白い。また、ねこやへのドアは、異世界のあちこちにできますが、孤島にできたり、砂漠の真ん中にできたりさまざま。孤島に漂流したカレーライス(立木文彦)が、週に一度の食堂通いを楽しみに生き永らえたり、病弱な帝国の姫(上田麗奈)が祖父の思い出のパフェで元気がでたりとか、10分ちょっとの各パートにそれぞれのエピソードを詰め込み、それがいずれもほっこりします。

 出てくるものがいずれも日本人にとっては手軽に食べられるメニューであることもいい。それを初めて食する異世界の住人たちの驚きの食レポが、普段、何の気なしに食べているハンバーグやエビフライの魅力というものを教えてくれます。この食レポを聞いているだけでも楽しい。リザードマンがオムライスを食するエピソードでは桑島法子によるナレーションの起用で、まるでドキュメンタリーをみているよう。こういう変化球もところどころにあるのが楽しい。

 キャラクターも美形だ多く、赤と同様、神に等しい黒の竜の覇王(大西沙織)が、人間の観点からすれば天然で、正体を隠してアレッタ同様ウエイトレスとなり、こんな美女、美少女の食堂だったら通いつめたくなります。その一方で、おっさん、爺さんキャラも山ほどでてきて、本当に常連たちの会話をみているだけであっという間に時間がたちます。

 異世界の世界観もしっかりしており、竜の存在、魔物と人間の関係、そしてこの世界の中の国家間の関係など、シリーズをみているうちにだんだんわかるようになります。なぜ、ねこやが異世界食堂になったのかの秘密を含めて、軸が一つ通っているというのも見どころ。原作ラノベはまだストックがあるので、二期に期待したいところですが、DVDの売れ行きが今一つだったそう。でも、これだけ良質なアニメは少ないので何とかつくってほしいものです。★★★★★
posted by 映画好きパパ at 06:27 | Comment(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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