【ストーリー】
平凡な会社員の信吾( 声・榎木淳弥)は気づくと異世界の貧乏貴族の八男で5歳の少年ヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスターとして転生していた。あまりの家の貧乏ぶりと、八男ということでまともな教育も放棄されていたことから、将来、身を立てなければならないと思った彼は独学で魔法を勉強する。
魔法の才能に恵まれたヴェンデリンは森の中で優秀な魔法使いアルフレッド(浪川大輔)と出会い、魔法使いとしての実力を開花させる。そして、冒険者になるため、冒険者予備校に入学したのだが…
【感想】
貧乏貴族の八男だからの大変さ、他の兄弟との厄介な関係や貧しさが描かれていて、これまでになかなかない描写だけにつかみはばっちり。さらにアルフレッドとの出会いや運命なども、骨太のストーリーを展開するのではないかと期待をもたせました。
しかし、冒険者予備校に入ってから、失速します。当初は魔法の力が強すぎて周囲から遠巻きにされていたのですが、お約束通りショートカットの僕っ娘ルイーゼ( 三村ゆうな)、赤いポニーテールのイーナ(小松未可子)といった女性キャラにもてもて。
さらに、都に飛行船に向かう途中、骨竜を退治したことから、準男爵になり巨乳で清楚な美少女エリーゼ( 西明日香)と婚約するなど、順風満帆ぶり。主人公まわりがチートに進んでいくので、ストーリーとしての起伏がありません。モンスターたちとの戦闘も、それほど特徴のある作画でもないし、かくべつひかれるものもありません。
まあ、序盤が面白かったので、今後挽回するのかもしれませんが、中盤までは惰性で観ている感じです。★★
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