【ストーリー】
コンビニ帰りに異世界に召喚された高校生のナツキ・スバル(声・小林裕介)は、チンピラたちにからまれていたところをハーフエルフの美少女エミリア(高橋李依)に助けてもらう。エミリアは大切なものをスリの少女フェルト(赤ア千夏)に盗まれ、行方を追っていた。
助けてもらったお礼にスバルはフェルトを探し出し、貧民街の故買屋のロム爺(麦人)と取引をしている現場にいく。ところが、そこに現れた謎の女暗殺者エルザ(能登麻美子)に全員殺されてしまう。スバルが気付いたらチンピラに絡まれる直前にタイムリープしていた。暗殺者から逃れてフェルトに接触するが、またもやエルザに殺されタイムリープしてしまう。どうにか事態を乗り切ったスバルは、エミリアを保護する辺境伯ロズワール(子安武人)の屋敷に住むが、そこでも何者かに襲撃を受け…
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【感想】
スバルは転生したけれどごく普通の高校生で、チンピラと互角に戦う程度の力はあるけれど、プロの暗殺者のエルザにはとてもかないません。何度も殺されてバッドエンドを迎えては、違う方法で事態を解決しようとするあたりは、タイムリープものの王道ぽくてわくわくしました。圧倒的に強いエルザの凶悪な技は、初回からラスボス級とぶちあたったような絶望感があり、つかみはばっちりです。
続いて田舎にある広大なロズワール伯の屋敷に舞台がうつり、雰囲気はがらりと変わるけどサスペンスぶりは引き続きなかなかのもの。姉妹のメイドで鬼族の少女レム(水瀬いのり)とラム(村川梨衣)、養女の魔法使いベアトリス(新井里美)といった魅力的で謎めいた住人と、タイムリープの展開によっては敵にも味方にもなりつつ、ここでも謎の襲撃者から守るため、何度も時間を繰り返していきます。
中盤からは敵として悪魔教徒が登場。幹部のペテルギウス・ロマネコンティ(松岡禎丞)は完全にいっちゃった狂人キャラで、松岡のハイテンション演技ともども強烈な印象を残します。ただこのあたりからバトル的展開がメインとなってしまい、スケールが大きくなる分、どうせ主人公補正が入るんだろうとみているこちらの集中力もそがれてしまいました。
それでも、エミリア、レム、フェルトといったヒロインたちが、タイムリープの展開によって違った行動をとるのは、大きな特徴です。スバルと彼女たちの関係もどうなるか興味は尽きません。 最終回で大技を出し、このあとどうなるかと二期への興味をつないだのはお見事。コロナで二期の放送が延期になりましたが、早くつづきを観たいです。★★★★
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