2020年06月09日

織田信奈の野望(2012年)

 戦国武将が美少女の世界にタイムスリップした少年の物語。戦国武将が美少女でもいけれど、相変わらずのハーレム系の主人公すげーの作品なので、今一つあいませんでした。

 【ストーリー】
 高校生の相良良晴(声・ 江口拓也)は戦国時代にタイムスリップ。そこで自分の身代わりになって死んだ足軽が木下藤吉郎(塩屋翼)だったことから、自分が織田家に仕官し、将来秀吉になることを決意する。

 織田家の当主、織田信奈( 伊藤かな恵)は美少女で、重臣の柴田勝家(生天目仁美)、丹羽長秀(松嵜麗)、前田犬千代(福圓美里)らもみな女性だった。良晴は信奈を助けて天下を統一しようとする。やがて、明智光秀(矢作紗友里)という優秀な女性が織田家につかえることになったが…





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 【感想】
 基本的に史実と同じような桶狭間の戦いとか美濃攻略とかに準じていますが、今川義元(能登麻美子)の命を助けたりとか、美少女を殺すことはありません。日本歴史のパロディ的な作品といえましょう。美少女がわちゃわちゃ出てくるのが好きな人にはいいのでは。

 ただ、ハーレムアニメの欠点ですが、いきなり良晴と信奈の距離が近すぎてしまいます。織田信長は冷酷に描くか、天才として描くかによりますけど、本作は良晴にデれているのが最大の特徴で、織田信長的な魅力というのが皆無です。他の明智とか柴田とかも含めて、大勢の美少女がうきゃうきゃしているだけで、主従とか上に立つ者の重みが皆無なんですよね。

 他の登場人物も同様で、キャラクターを女性にしたことのよさが、みためがかわいい以外に感じられません。斎藤道三(麦人)のようなおっさんのままの登場人物がむしろ物語に重みを加えますが、ほとんどの主要登場人物を美少女にしたため、その良さが伝わってこないのですよね。

 謀略といってもちゃちいし、合戦シーンもよくあるアニメの表現しか思えません。アニメは本能寺までいくかと思っていたら、浅井朝倉攻略で終わってしまいました。さすがに8年前のアニメだから2期の可能性は低いでしょうが、2期があっても特に興味はもちそうもありません。★★
posted by 映画好きパパ at 07:00 | Comment(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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