2020年06月22日

げんしけん(2004年、07年、13年)

 大学のヲタクサークルの緩やかな日常を描いた作品ですが、きちんと日時が流れて1期は主人公が大学1年、2期は大学4年、そして3期は主人公が後輩と交代します。ただ、「げんしけん二代目」というタイトルの3期だけはテレビ局も制作会社も異なり、声優が総入れ替えしたため、最初にみたときはびっくりしました。

 【ストーリー】
 東京都下にある椎応大学の新入生、笹原(声・大山鎬則 =1、2期  小橋達也=3期)は現代視覚文化研究会=現視研に入部する。そこは、アニメ、漫画、ゲームなどヲタク文化を総合的に楽しむところだった。痩せたメガネで典型的な理論派ヲタクの先輩、斑目(檜山修之 、興津和幸)、笹原の同級生で中性的な超イケメンだがエロゲーを含めたゲームの天才、高坂(斎賀みつき 、大原桃子)、高坂の彼女でヲタクが大嫌いな春日部( 雪野五月 /、佐藤利奈)、巨乳のコスプレイヤー、大野(川澄綾子 /、ゆかな)といった個性豊かな面々が、ヲタクらしい青春を突き進む(1期、2期)

 笹原の卒業後、現視研の会長となった荻上(水橋かおり 、 山本希望)。彼女をはじめ会員たちは女性が多く、「腐女子サークル」となっていた。OBの斑目は社会人の生活になかなかなじめず、しょっちゅう現視研に現れていた。そんななか、荻上が在学中ながらプロ漫画家デビューが決まり、その編集者は何と…(3期)



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 【感想】
 1、2期は2000年代前半のどこか牧歌的なヲタク風景が流れます。スマホもなく、オタクも今よりもっとマイナーで、リア充からすれば、ある種蔑視もあった時代。高坂にひかれた、スクールカーストでは上層にいそうな春日部が、斑目たちとなかなか溶け込めなかったり、逆に斑目たちがリア充に嫉妬するというのも、いかにもという感じです。

 日常の部活や学園祭といった青春アニメで使われる題材に加えて、コミケをモデルにしたコミフェスへの情熱が、コミケにいったことがない僕でもわかる楽しさ。さらに、コスプレ大好きな大野が、なんとしてでも春日部にコスプレさせようという躍起になるドタバタをはじめ、ああ、大学生のサークルで、青春を謳歌するというのはこういうことなのか、と実感させます。

 それだけではなく、2期終盤の笹原の就職活動のシーンは見ているこちらの心を削られそうなやりとりが続き、非常にリアルな感じ。それまでのんびりと人生のモラトリアムを過ごしていた彼が、いざ現実に向き合わなければならないというシビアな展開は、物語を引き締めました。

 3期になると、ちょっと腐女子よりというか、自分にはわからない世界になっなった気もしますけれど、これまで2期分で盛り込まれた伏線が見事に開花するというのがうまい。甘酸っぱい青春ものになるとともに、大人になる難しさというものも感じさせます。

 今の大学生は早くからインターンや就活の準備があって、ここまでモラトリアムは楽しめないのかもしれません。けれども、いつの時代も青春っていいなと思わせる作品でした。★★★★
posted by 映画好きパパ at 07:07 | Comment(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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