2020年06月26日

ハリエット

 19世紀半ば、黒人奴隷を解放するため命がけの救出活動をしたハリエット・タブマンの伝記映画。ちょっと宗教がかってるのと、全体的に駆け足なためちょっと印象が薄いかも。

 作品情報 2019年アメリカ映画 監督:ケイシー・レモンズ 出演:シンシア・エリヴォ
、レスリー・オドム・Jr、ジョー・アルウィン 上映時間125分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2020年劇場鑑賞98本目



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 【ストーリー】
 1849年、アメリカ・メリーランド州の女性黒人奴隷、ミンティ(シンシア・エリヴォ)は、本当なら解放奴隷のはずなのに暴力を受けながらも働いていた。新しい農園主のギデオン(ジョー・アルウィン)が彼女を家族と切り離して南部へ売り払おうとしたため、農場を脱走。奴隷解放州のペンシルバニア州まで数百キロの距離を何とかたどりつく。

 フィラデルフィアで奴隷解放協会のスティル(レスリー・オドム・Jr)の協力を得たミンティは、名前をハリエットとかえ、奴隷を脱出させる地下組織に参加する。農場主らは彼女をモーゼと名付け、必死になって追うのだが…

 【感想】
 もっと、黒人奴隷解放運動のおおきな話かと思っていましたが、ハリエットのごく個人的な話が中心。史実かどうかわかりませんが、彼女は神がかったところがあり、神の助けで奴隷解放がなったかも思えるような描写もありました。また、家族にこだわるのは人情として当然かもしれませんが、とにかく家族家族というのもアメリカ映画らしい。

 序盤の、農園主らが奴隷を痛めつける描写は、これが日常となっていたことを考えると
かなりしんどい。今もアメリカで黒人差別をめぐって大問題になっていますけど、その根底がここにあるのかというのが理解できます。それだけに、タイトルからいって仕方がないかもしれませんが、ミンティの個人的な視点にとどまっているのがもったいない。

 また、敵役のギデオンも、黒人なのに奴隷狩りに協力するロング(オマー・J・ドージー)も描写が浅い。特にギデオンはミンティへの感情の揺れを描こうとしているのに、それが割と典型的なキャラにとどまっており、もったいない気がしました。

 アメリカではオバマ政権時代に20ドル札にハリエットを採用しようとしていたのが、トランプ政権になって中止になったとか。日本では知られていないけど、アメリカでは有名な人なんでしょう。それだけに別の角度から見た作品がまたでないかと思ってしまいました。
posted by 映画好きパパ at 08:02 | Comment(0) | 2020年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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