2020年06月29日

とらドラ(2008年)

 強面でヤンキーと間違えられる優等生と小柄で凶暴な少女をめぐるラブコメ。家庭の事情などもしっかり書き込み、コメディとシリアスがうまく組み合った良作です。

 【ストーリー】
 目つきが悪く、周囲から恐れられている高須竜児(声・間島淳司)は、実は成績優秀、家事の達人、仲間思いの温厚で、恋愛には奥手の高校生だった。クラスメイトの櫛枝実乃梨(堀江由衣)を好きだが、なかなか口に出せない。

 櫛枝の親友、逢坂大河(釘宮理恵)は小柄だが喧嘩早く、手乗りタイガーというあだ名がついていた。そんな彼女は竜児の親友で生徒会副会長の北村祐作(野島裕史)に恋をしていた。竜児と大河は廊下でぶつかり、大河は右ストレートをたたきつけてしまう。ところが、ひょんなきっかけから互いの思いをしり、協力しあうことを約束。しかも2人の家が隣り同士で、親と別居している大河のために竜児は食事をつくることに。それをみた櫛枝や北村は、竜児と大河が付き合ってると思い込んでしまい…





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 【感想】
 最初は違う本命がいて、それを応援しあううちにだんだん、実は自分の好きな人は…と気がづくという、何とも甘酸っぱいストーリー。でも、なんといっても元気いっぱい、喧嘩早いけど、本心は繊細で涙もろい大河の魅力がこの作品を引っ張る原動力といえましょう。大河は複雑な家庭の事情もあり、なかなか本心をみせません。でも竜児のやさしさが、彼女のかたくなさをそっと溶かしていく。

 一方で、櫛枝と北村もそれぞれ竜児や大河が気になっているけれど、親友であるがゆえに踏み出すことができません。そのじれったさもなんともいえない。一目みた運命の出会いではなく、親友同士が思いをはぐくんでいくというのは、エピソードが結構、派手目なのが多いわりに落ち着いたプロットで心地よい。

 4人に加えて、北村の親友でモデルをしている転校生、川嶋亜美(喜多村英梨)の存在がいいアクセントになります。天真爛漫で毒舌だけど本音でずばずばいう彼女が物語を動かす一因となります。このあたりのストーリーテリングのうまさは、岡田麿里の脚本、長井龍雪の監督という名コンビならではのもの。観ていて安心できます。

 大河の親子関係もそうですが、竜児もシングルマザーの母(大原さやか)に育てられ、家事ができない母に代わって、母や大河の面倒をみる必要があります。このへんの家庭のエピソードも丹念にひろっているのも唸らせます。

 よくあるハーレムアニメではなく、人が人を好きになっていくプロセス、そしてその人のバックグラウンドを丹念に掘り起こした、それでいてはっちゃけているところは思い切り笑える、大人が鑑賞しても十二分に楽しめる作品でした。★★★★
posted by 映画好きパパ at 08:01 | Comment(2) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も最近、とらドラみたのでコメントさせてもらいました。
結構、面白いですよね。

このアニメをやっていた当時、声優の堀江由衣の大ファンの友人が、このアニメをスゴい推してきたのを思い出します。
Posted by ピコ氏 at 2020年07月01日 21:53
コメントありがとうございます。
10年以上前の作品なのに今見ても面白いですね。
こういう見逃していた名作をみられるのも
配信の良さだと思ってます。
Posted by 映画好きパパ at 2020年07月01日 22:36
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