2020年07月09日

369のメトシエラ

 予告編をみると、ホラーかなと思いきや、人のつながることの大切さを描いたヒューマンストーリー。悪くはないと思うけど、ぴあの満足度調査1位というのはちょっと信じられないかも。

 【ストーリー】
 区役所職員の武田(大垣知哉)は、子供のころに親に捨てられたことがトラウマとなり、他人とのかかわりを拒む堅い鎧をまとった大人になっていた。自殺未遂をした青年俊樹(日和佑貴)を助けて同居することになったが、彼とも互いに内面に入ることは拒否していた。

 古いアパートに引っ越した武田は、その晩、隣室から老女(阿部百合子)の歌う子守歌が聞こえてきて、気になって眠れない。抗議にいった武田に老女は「自分は400年生き、この子守歌に惹かれる人と添い遂げる運命にある」と告げる。彼女が認知症ではないかと疑った武田は区役所で調べるが、老女の戸籍も身元が分かる書類はなにもなかった。その晩も子守歌が聞こえてきて・・・



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 【感想】
 小林兄弟という新人監督のインディペンデント映画で、役者も無名の人ばかり。脚本も演出もあらがみえるが、人のつながりの大切さを伝えたいとの監督の思いは素直に伝わってくる。ベテラン監督が有名俳優を使ってこの内容なら困るが、インディペンデントなら、こんなものかな。

 老女の身元と悲しい過去、400年伝わる伝説といったアイコンが散らばっていて、一応の筋道はたてられ、最後にはうまくまとまった。また、効果的なロケと、アパートの古めかしいセットがうまくマッチしており、映像的にも平均水準以上。とはいえ、新人監督ならもっと突き抜けてもよかった気もする。

 主役の大垣知哉はシンガーソングライターだそうで、セリフ回しは時折疑問符がつくこともあったが、雰囲気があり、初主演はうまくこなしていた。ヒロイン?阿部百合子は大ベテランだけど、映画ではチョイ役ばかりで、認識したのは今回が初めて。年相応の演技はできていました。また、武田の同僚役でマジレンジャーの別府あゆみが出てくるのだけど、この人、もっとブレイクするかと思ったのに、伸び悩んでますね。セリフ回しもちょっとたどたどしかった。

 ぎこちない部分が結構多いのに、観客の評価が高かったというのは、それだけ、いろいろと人とつながりたい人が多いということでしょうか。地味な映画なので、そういうのを求めている人がみれば、それなりに満足できると思います。★★★(渋谷ユーロスペース) ところで、僕の隣には80歳くらいのおじいさんがおり、また、どうみても1、2歳の赤ちゃんを連れた女性もいました。なんて幅広い客層。
posted by 映画好きパパ at 19:59 | Comment(0) | 2011年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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