2020年07月30日

チア・アップ

 高齢女性の頑張りをみせる映画は最近増えてきたような気がします。本作もその一つで、非常にわかりやすく元気をくれる作品ですが、ちょっと単純な構造すぎるかも。

 作品情報 2019年アメリカ映画 監督:ザラ・ヘイズ 出演:ダイアン・キートン、ジャッキー・ウィーヴァー、パム・グリア 上映時間91分 評価★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2020年劇場鑑賞129本目 



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 【ストーリー】
 ニューヨークで孤独な一人暮らしをしていた老女マーサ(ダイアン・キートン)は、余生を南部のシニアタウンで過ごすことにする。のんびり暮らそうとしたが、隣人のシェリル(ジャッキー・ウィーヴァー)をはじめ、おせっかいな住人ばかりにちょっとうんざり。

 シェリルは若いころにチアリーダーなるはずが、親の看病でなれなかったのが心残りだった。シニアタウンではクラブ活動が奨励されており、シェリルにたきつけられたマーサはチアリーディング部を結成する。練習場所になった地元高校のチアリーダーたちから年寄りの冷や水と馬鹿にされ、失敗した場面を動画に流されてしまい、笑いものになったマーサたち。だが、思わず騒ぎに反省した高校生チアリーダーのクロエ(アリーシャ・ボー)がコーチとなり、大会出場を目指すことに…

【感想】
 年を取ることは素敵なこと、そんな言葉は僕は信じません。でも、残り少ない人生を若いころの夢をめざして人生の最後の時期を燃やすことには一種のあこがれがあります。それも金持ちしかできないようなことやロマンスでなく、チアリーダーになりたいという地道な夢だというのがいい。

 また、人間は最後は周囲とのつながりが大事というのも教えてくれます。都会っ子で他人とべたべたしたくなりマーサが、最初はうざく思っていた南部の田舎の濃密な関係に次第にはまっていく様子がうまくみえてきます。一方、最初はうざいだけかと思ったシェリルが、距離感のとりかたに失敗すると謝るなど、大人ならではの付き合い方を考えているのがいい。

 そして、孫の年ぐらいのクロエも最初は馬鹿にしていたのに、ひたむきな老人たちの活躍をみて感化されていくというのも、また心地よくしてくれます。人生これからという彼女にとって、年の離れた友人たちができるというのがどんなに大切なことか。そして、全編を流れるダンスミュージックはウキウキさせてしまいます。

 残念なのは上映時間が短いためか、個々人のこれまでの人生の描写が薄いこと。他のメンバーの夫婦仲が悪かったり、逆にチアリーディングをすることで夫婦の情熱が再燃したりというようなエピソードはありますが、そもそもマーサの過去も含めてもうちょっとそれおれの過去を観たかった。

 また、ストーリー上、いじわるをするようなキャラもでてきますが、せっかくだったらそういう人たちも含めてハッピーになるか、あるいはきちっとした落ちをつけてほしかったかも。そう考えるとヘアスプレーはうまかったなあ。
posted by 映画好きパパ at 07:01 | Comment(0) | 2020年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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