2020年08月01日

air(2005年)

1000年以上にわたる運命的な出会いと別れを、ほのかにファンタジーテイストを入れながら淡々とつづった作品。Keyらしく、周到な伏線はすごかったですが、ちょっとあざとい気もして泣けなかったかな。

 【ストーリー】
 各地を放浪しながら、人形劇を見せて暮らしている青年、国崎往人(声・小野大輔)は、人形を念力で動かすという不思議な力があった。そして、幼いころに亡くなった母親から聞かされた、空のどこかにいる翼の生えた少女を探していた。

 ある夏の日、さびれた港町についた往人は、食べ物がなくて動けなくなったところを、地元の少女、神尾観鈴(川上とも子)に助けられ、しばらく彼女の家に居候することになる。やはり両親を亡くしていた彼女は伯母の晴子(久川綾)に育てられていたが、原因不明の持病があり、学校にも満足に通えなかった。やがて観鈴と同じ高校の霧島佳乃(岡本麻見)、遠野美凪(柚木涼香)らと出会い、少し不思議なできごとに巻き込まれていく。





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 【感想】
 夏の日のさびれた港町という設定が、どこか観る人の郷愁をかきたてます。そして、なぜ往人が人形を動かせるのかわからないまま、ゆっくりと物語世界のなかに入っていきます。少女たちは一見、ちょっと変わっただけですが、実は不思議なできごとにそれがつながっていきます。往人と触れ合ううちに、そういったできごとが少しずつ解決していきますが、物語の全体像がなかなかみえてきません。

 ところが、後半に入ってしばらくすると、物語はとんでもない方向にとんでいきます。なんと時代がいっきに1000年以上もさかのぼり、背中に羽のある翼人と呼ばれる少女、神奈備命(西村ちなみ)と護衛の柳也(神奈延年)、付き人の裏葉(井上喜久子)の悲しくも美しい話へと飛びます。そして、1000年前からの因縁が明かされ、終盤は別の視点でもう一度現在の物語となります。

 正直、前半だけだったらのんびりしてるけど、それほどパンチがない作品という印象でしたが、1000年の因縁が出てきたことで、物語の幅は一気に広がりました。そして、終盤は何とも不思議な視点で、淡々と物語が進んでいきます。そのすべてがまとまるラストシーンをどうみるか。制作者側ですらハッピーエンドかバッドエンドか意見が分かれたそうですが、とにかく美しく切ないことは間違いありません。

 個人的には、少女たちの目が大きすぎるキャラデザインと、ちょっとアニメしているような声が苦手です。ただ、OVAも過去編がとりあげらていますが、やはり過去編がなんといっても強烈で良いアクセントになっています。夏の思い出というのにふさわしい、しっとりする作品でした。★★★★
posted by 映画好きパパ at 19:33 | Comment(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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