作品情報 2019年アメリカ映画 監督:ヨハネス・ロバーツ 出演:ソフィー・ネリッセ、コリーヌ・フォックス、ブリアンヌ・チュー 上映時間89分 評価★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ港北ニュータウン 2020年劇場鑑賞135本目
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【ストーリー】
内気な女子高生のミア(ソフィー・ネリッセ)はマヤ文明を研究する考古学者の父グラント(ジョン・コーベット)についてメキシコで暮らしていたが、周囲からいじめられており、義理の姉サーシャ(コリーヌ・フォックス)との仲もしっくりいっていなかった。
2人の仲を心配したグラントは、休みの日に2人をサメの鑑賞ツアーに行くよう勧める。そこへサーシャの友人のアレクサ(ブリアンヌ・チュー)とニコール(システィーン・スタローン)が古代マヤ文明の遺跡がある海底洞窟を見に行こうと誘う。ところが、そこには巨大な人食いサメの住処だったのだ。迷宮のような海テンポが速くなり窟のなかで、必死のサバイバルがはじまった…
【感想】
序盤はかなりゆっくりした感じですが、次第にテンポが速くなり、終盤はたたみかけるようにな展開が続きます。このあたりの緩急のつけかたはうまい。とくに最終盤は思わず手を叩きたくなりました。
ただ、怖いというよりも「志村うしろ」でないですが、笑っちゃうようなところもありました。CGのせいもありますけど、巨大な人食いザメの形が作り物ぽくみえちゃうんですよね。犠牲者がパックと食べられると怖さよりも、思わず笑いがこみあげました。
水着を来たお姉ちゃんたちがサメに襲われる映画かと思いきや、ダイバーの恰好をしているので、そういったB級部分は薄かった。でも空気が刻一刻と減り、残る時間がわずかとなるのに、地下迷宮で出口がわからない。この両方のサスペンス感はうまくできています。
とはいえ、1作目は閉じ込められた檻という設定がうまくいっていたのですが、本作の地下迷宮はそれほど効果的とは思えませんでした。副題はマヤの死の迷宮ですが、たんに迷子になるだけですから。なお、エンディングロールで現実にサメの犠牲になる人は年間10人もいませんと字幕がでるのは笑えました。
システィーン・スタローンはシルベスター・スタローンの愛娘で映画デビュー作ですが、今一つ印象に残りませんでした。ソフィー・ネリッセとコリーヌ・フォックスも含めて、こういうB級映画向けの配役といえそうです。
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