2020年08月17日

この素晴らしい世界に祝福を!(2016、17年)

 ユーモアたっぷりの異世界もの。主人公の俺つえーでもないし、ダメな女神、駄女神のアクア(声・雨宮天)をはじめキャラクターも魅力たっぷりだし、どっぷりとこの世界にはまってしまいました。





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 【ストーリー】
 交通事故で命を落とした引きこもりの少年、佐藤和真(福島潤)は死後の世界で異世界に転生し、魔王を討伐するよう女神アクアから命じられる。異世界に一つだけ望むものをもっていけるといわれた和真は、生意気な態度をとっていたアクアを異世界に連れて行くと指名。その願いはかなえられ、嫌がるアクアは天界から追放され和真とともに異世界に転移してしまう。

 ところが、装備もなければ金もないアクアと和真は冒険の旅に出る前に資金稼ぎのために土木作業のアルバイトを始める。同時にパーティーメンバーを募集したのは、集まったのは爆裂魔法を使えるけど1回魔法をかけるとエネルギーが尽きて動けなくなるめぐみん(高橋李依)、クルセイダーなのに攻撃がまったく当たらないドMのダクネス(茅野愛衣)の残念な2人だけ。4人はどたばたを繰り返しながら冒険を始めるのだが…

 【感想】
 異世界転生ものといえば血なまぐさいバトルにハーレムもの、主人公は俺つえーのオンパレード。ところが、そのようなテンプレを飲み込んだうえで、ほのぼのコメディに仕上げているからあなどれません。第一話、冒険者の登録をしていざ冒険がはじまるかと、荘厳なBGMが流れ始めて何をやったかというと、和真とアクアの土方仕事。激しい労働のあとは酒場で労務者たちと飲んで騒いでげろげろげろっぴー、これをセリフをいっさいなく、モンタージュ的な技法で延々流す。この時点で思い切り気に入りました。

 第二話、初のクエストとしてジャイアントトードを退治に出た2人ですが、いきなり、アクアはぱっくりと巨大カエルに食べられてしまいます。女神なのにまったく役にたたない女神は助けてもらうと粘液まみれで和真に抱き着き、和真もあんぐり。こんな感じで、魔王の配下との戦いも含めて、コントのようなやりとりが続き、和真は主人公で敵をバンバンやっつけるというよりも、他の3人のすっとこどっこいの後しまつに終われる日々。

 お色気も過不足なしというか無駄なお色気。ダクネスはナイスバディですが、自分が責められる妄想しかしません。和真は盗賊のスキルをもったとすると、なぜか女性のパンツを盗んでしまう。まるで小学生レベルの下ネタがえんえんと続きます。ハーレムものの要素をそなえつつ、ここまでお笑いにしてしまうというのはなかなか強引なもの。

 そして、和真と3人の仲間だけでなく、敵や脇役も含めてみなどこか抜けている愛すべきキャラ。特に主要4人の声優がとても楽しく演じており、芸達者ぶりも楽しめます。アイキャッチがしょっちゅうはいるのもいい。異世界ものおおしといえども、特異度でナンバーワンといえる作品で、まったり楽しむには最高です。★★★★★
posted by 映画好きパパ at 21:38 | Comment(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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