2020年08月18日

ぐらんぶる

 予告編にみられるような能天気なおバカ映画。アルハラ、セクハラなんのそのという感じで、結構、笑えるギャグも多いのだけど、ちょっとテンポが緩いのと、ショートストーリーのつなぎ合わせなのにつなぎ目の部分でしっくりいっていないところがあるのが惜しかった。

  作品情報 2020年日本映画 監督:英勉 出演:竜星涼、犬飼貴丈、与田祐希 上映時間107分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2020年劇場鑑賞148本目 



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 【ストーリー】
 美しい海に囲まれた離島の大学で楽しいキャンパスライフを夢見ていた新入生の北原伊織(竜星涼)。久々に会う叔父の古手川登志夫(高嶋政宏)のダイビングショップ「グラン・ブルー」に下宿することになり、美しく成長した従妹の古手川千紗(与田祐希)にときめいた伊織だが、なぜか記憶が途切れ、気が付くと真っ裸で大学の構内に寝ていて大騒ぎに。

 慌てて逃げ出した伊織だが、またしても気づくと真っ裸に。しかも、体に指示が書いてあり、その通り大教室に行くと同じく真っ裸でいた今村耕平(犬飼貴丈)と出会う。2人は元凶であるダイビングサークル“ピーカブー”に強制入会させられ、そこでマッチョな先輩たちや超シスコンの古手川奈々華(朝比奈彩)、超セクシーな先輩浜岡梓(小倉優香)らと、クレイジーな日々を送ることになるのだが。

 【感想】
 ギャグ映画なのでまじめなことをいったら負けなのですが、酒を飲んで楽しそうにマッチョなダンスをしまくる海パンいっちょ、時には真っ裸の男たちを受け入れられるかどうかがカギ。だいたい大学構内を真っ裸でうろうろしたら有名人になり現実だったら一発で退学になるでしょう。でも、こういうおバカなノリは好きなのでところどころ吹き出しながら見ました。

 若い女性をキラキラとるのがうまい英勉監督だけあって、女性陣もいきいきとデフォルメされたキャラクターになりきっていて、真っ裸のセクシーでマッチョな男性の世界の中に溶け込んでいます。与田とか小倉とか今後も英勉ワールドでみてみたい。また、唐突に矢本悠馬と森永悠希のちはやふるコンビが登場したり、「君の名は。」など映画のしょうもないパロディが繰り広げられたり、ギャグが満載であきることがありません。

 ただ、冒頭のキャンパスで真っ裸で寝ているエピソードがくどいし、この部分の演出がちょっと胃にもたれてしまって、つかみがもう少し軽ければよかった。また、クライマックスもこれまでの登場人物の心理からするとどうなんだろうと疑問を抱かせてしまい、ギャグとしんみりのバランスもうまくいってないような気もしました。

 とはいえ暗い世の中にこれだけばかばかしく笑える映画は貴重ですし、ああいう密な飲み会ってコロナのいまではできなくなったわけですから、そういう思い出補正もあってこの時期にみるには楽しめます。それだけにもうちょっと精査してあればもっとポイントが高かったのにともったいない気がしました。
posted by 映画好きパパ at 07:42 | Comment(0) | 2020年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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