作品情報 2020年日本映画 監督:中田秀夫 出演:亀梨和也、奈緒、瀬戸康史 上映時間143分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ港北 2020年劇場鑑賞161本目
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【ストーリー】
売れない芸人山野ヤマメ(亀梨和也)は相方の中井(瀬戸康史)からコンビ解消をいわれ、仕事がなくなってしまった。そこへ中井の紹介もあり、テレビ局プロデューサーの松尾(木下ほうか)から、過去に殺人や自殺などのあった事故物件に住み、そこで怪奇現象が起きたら番組にすることを提案される。
さっそく、事故物件に住んだヤマメ。しかし、ヤマメのファンでテレビ局のヘアメイク、小坂梓(奈緒)は、ヤマメのことを心配する。実は梓には霊感があり、ヤマメの部屋に恐ろしいものがいることに気づいたのだ…
【感想】
前半は静かな感じ。それぞれの怪奇現象に解決がつくこともなく次に事故物件にうつるので、いろいろもやります。怪奇現象をどうやってワイドショー的な番組で取り上げたのかもよくわかりません。ワイドショーなら徹底解明したり、現場をお祓いしそうなのに、そうしたこともない。
まあ、原作があるのだからあまり無理はできずにリアルでこんなもんかと思ってみてました。正直、驚かせ方もよくある感じで怖さは薄かった。もっと畳みかける感じで恐がらせるならともかく、お笑いに関するちょっといい話とかが入ったり、テレビの売れない芸人の扱いとか横道にそれちゃうし。まあ、不動産で心理的瑕疵という言葉が本当にあるのは豆知識になりますけど。
それが終盤にいっきにギアが入ります。テイストがまったく違ってしまい、ホラー映画2本をみたような感じ。これまた詳しい理屈が説明されないし怖さとはないまま、唐突に激しくなるためこういう展開は許せない人もいるでしょうけど、僕は大喜び。オチもなかなか気に入りました。
俳優陣のなかでは奈緒が素晴らしい。オカルトってメンヘルとにたようなところもあるのだけど、若手美人女優でこういういっちゃった演技というのは彼女はピカイチですね。木下ほうかのいいかげんなプロデューサーぶりや、何を考えているのかわからない不動産屋の江口のりこもさすがの存在感。亀梨と瀬戸の売れないコンビぶりも板についました。
まあ、いろいろ突っ込みどころがあるけれど、ハイテンションで映画館をでることができたので満足しました。もっとも、映画館から出たら安倍首相辞任のニュース一色で、映画をみている間に世の中が変わることの怖さというのを感じちゃいました。
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一方後半は演出がオーバーになり過ぎて怖くないという感想です。
ですが奈緒ちゃんの自然な怖がり顔が素晴らしかったという所は同感!
江口のりこさんも良かったですね。
後半は怖いというより、笑ってしまって楽しかった感じです。
来るのクライマックスとか、洋画だとスペルとかイット・フォローズとか
こういうワクワクするのが好きなんですよね
すご〜く良く解ります!
こちらに書きますが、笑いとホラーの相性っていいですよね。
ストーリーの整合性なんか関係ないワクワク総動員対決に
笑っちゃいました。