【ストーリー】
酒屋の跡取り息子の高校生、仲上眞一郎(声・石井真)は、実家の造り酒屋で寡黙な父(藤原啓治)、感情的な母(高橋理恵子)に加え、両親を亡くし仲上家に引き取られてきた同じ年の湯浅比呂美(名塚佳織)と暮らしている。
学校の裏庭で木登りしたあと降りられなくなった同級生の石動乃絵(高垣彩陽)を助けたことから、風変わりな彼女につきまとわれるようになる。彼女はある理由から涙を流せなくなり、それを取り戻そうとしていた。一方、比呂美は眞一郎に好意を抱いていたが、親代わりの仲上家に迷惑をかけることを恐れ、いいだせなかった…
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【感想】
乃絵のキャラクターが強烈で序盤はそちらに目が行ってしまうのだけど、だんだん眞一郎の無自覚な残酷さとモテっぷりにいらいらが起きてきます。なぜ彼がここまでもてるのかというのは、主人公補正だからとしかいいようがなく、人間的に格別魅力のあるキャラクターでないのです。
また比呂美との同居設定も、両親というか主に眞一郎の母親という障害を置くことで盛り上げようとしたのかもしれないのだけど、彼女のぐたぐたぶりもみていてイライラするのですよね。主要キャラがいじいじしているので、うまくはまれなかったといえましょう。
さらに、2人のヒロインに加えてもう一人、眞一郎のことを思う幼馴染の愛子(井口裕香)もでてくるのだけど、3人の関係がばらばらというのか、希薄なので物語としてもいまいち盛り上がらないのですよね。
ただ、変に盛り上げようとしなかったり、人間関係が希薄だったりするのはフィクションであることより、リアルを目指したのかもしれません。また眞一郎というより乃絵の視点で彼女の成長物語とみれば感じることも多いのですけどね。★★★
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