【ストーリー】
科学によって超能力が管理されている社会。東京西部に広がる人口200万人の学園都市では住人の大半が超能力を発言するための学生だった。上条当麻(声・阿部敦)は無能力になるレベル0だったが、実は彼の右手には異能の力をすべて打ち消すイマジンブレイカーという能力をもっていた。
ある日、彼の部屋のベランダに修道服姿のシスターが空から降ってきた。彼女は10万3000冊もの魔導書を記録する禁書目録(インデックス、井口裕香)だと名乗り、魔術師に追われているという。こうして当麻は超能力と魔術の交差する戦いに踏み入れていく。
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【感想】
超能力と魔法という厨二病的な設定ですが、きっちりと一つの世界観に落とし込んでいることを15年以上前に作り出したというのがすごい。超能力は科学的な用語をちりばめ、それ以前のテレパシーとかサイコシキネスといった有名なものだけでなく、さまざまな能力を作り上げました。
また、魔法についても、イギリス、ローマ、ロシアなどキリスト教に似た宗教が魔法を統括するということで、壮大な世界観を作っています。当麻が戦う相手は魔術師だったり超能力者だったりしますが、それぞれバラエティにとんだバトルにとんでいるので飽きることがありません。
キャラクターも多彩。禁書目録よりも人気があり、超電磁砲のヒロインとなる御坂美琴(佐藤利奈)が中心となるエピソード、吸血殺しの姫神秋沙(能登麻美子)が中心となるエピソードなど数話ずつにわかれ、中には当麻と禁書目録がほとんどでてこないエピソードも。
ギャグや女性キャラが多いことから能天気なお色気もありますが、基本的には弱いものを助けたいという熱意をもった当麻の熱血バトルとお説教が中心。女性キャラとの関係も妙にべたついた色恋に走らないのが見ていて心地よい。ただ、お気楽さも話の深みもスピンオフの超電磁砲のほうが好みでした。★★★
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