作品情報 2019年アメリカ映画 監督:ジャスティン・デク 出演:エリザベス・レイル、ジョーダン・キャロウェイ、タリタ・ベイトマン 上映時間90分 評価★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ港北ニュータウン 2020年劇場鑑賞190本
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【ストーリー】
自分の死ぬ時間がわかるというカウントダウンアプリの噂がティーンの間で流れていた。パーティーでコートニー(アン・ウィンターズ)がダウンロードしたところ、余命3時間と表示された。おびえるコートニーはスマホの表示通り3時間後に命を落とす。
交通事故にあったコートニーの恋人のエヴァン(ディロン・レイン)も余命があと1日としり、入院中の病院の看護師クイン(エリザベス・レイル)に相談する。最初は信じなかったクインだが、ためしにダウンロードしたところ余命3日とでた。そして予告された時間にエヴァンが死に、クインは携帯ショップで電話を替えるが、アプリはなぜか削除できなかった。ショップで同じように余命3日と出たマット(ジョーダン・キャロウェイ)と知り合ったクインは、アプリの謎を突き止めようとするのだが…
【感想】
どこかで聞いたようなプロットで、しかもそれが悪魔が作ったアプリというのだから、話は軽くみえてしまいます。悪魔が必死こいてプログラミングしていると思うとなんとなく不思議な感じがしますが、日本だと着信アリのように悪霊のせいなんですけど、キリスト教圏だと悪魔にしたがるのでしょうかね。
コートニー、エヴァンとたてつづけに登場人物が犠牲になるシーンも、いかにも青春ホラーっぽく、それほど残虐じゃないけど、わっと驚かせるような取り方で、オーソドックスなつくりになっています。前半に2人が犠牲になったため、クインやマットがどうなるのかということの興味を引くようテンポよく作っています。
さらに、クインの妹のジョーダン(タリタ・ベイトマン)もアプリをダウンロードして、クインと同時期になくなるとの余命宣告を受けてしまいます。自分だけでなく、妹を救おうと必死になるという、いかにもアメリカ映画らしい家族を救えという要素も盛り込んできます。
変わり種として、悪魔祓いの神父(P・J・バーン)がなぜか悪魔オタクであるというのが出てくるのですが、ホラー初心者でも笑えるようにした設定でしょうか。ただ、これらの特徴も悪くはないんだけど、じゃあ特別面白いか、と思えるほど効果的とも思えません。それでも、エリザベス・レイルが恐怖に顔をゆがめるスクリームクイーンぶりは、なかなか見ごたえがあります。今後もこうしたホラーにでてくれるか楽しみです
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