2020年10月03日

プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵

 ダニエル・ラドクリフ主演で、40年前に南アフリカの政治犯刑務所から脱獄を果たした実話の映画化。ただ、実話をもとにしているせいかあまりにも盛り上がりにかけるようで、よくある脱獄アクションを期待していると肩透かしです。

 作品情報 2020年イギリス、オーストラリア映画 監督:フランシス・アナン 出演:ダニエル・ラドクリフ、ダニエル・ウェバー、イアン・ハート 上映時間106分 評価★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ港北ニュータウン 2020年劇場鑑賞197本



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 【ストーリー】
 1978年の南アフリカ。ティム・ジェンキン(ダニエル・ラドクリフ)とスティーヴン・リー(ダニエル・ウェバー)は白人だが、アパルトヘイト反対運動をしていた。街角で小規模な爆発を起こしてパンフレットをばらまく非合法活動をして警察に逮捕される。

 2人は政治犯ばかりが収用されるプレトリア刑務所に収監された。そこにはデニス・ゴールドバーグ(イアン・ハート)をはじめとする政治犯がいたが、脱獄が不可能とされていた。だが、2人は治安当局への抗議と反アパルトヘイト運動を盛り上げるために脱獄を計画する。

 【感想】
 脱獄映画の「パピヨン」とか「大脱走」とかと比べると、政治犯が多い刑務所とはいえ悲惨な労働とか、囚人同士の殺し合いもおきません。逆にこんなに緩い警備なら簡単に脱獄できそうなのに、なぜこれまで脱獄がなかったのか不思議なほど。

 さらに、脱獄も奇をてらったものではなく、刑務所で木工の作業になり、手先の器用なティムが木で合いかぎを作ろうというもの。もちろん簡単には成功しませんが、捕まっても刑が加算されるだけで、死刑になることもなさそうですから、ハラハラ感も今一つなんですね。

 エンディングでティムのその後が紹介されたときに、結構、びっくりするようなエピソードがあったけど、そっちにフォーカスをあてればまだ盛り上がったのに、とにかくほとんどが刑務所での日常と、地味な脱獄作業にあてているので、リアルなのかもしれないけど。

 ダニエル・ラドクリフはハリポタ色を払拭したいのか、インディーズ系のマイナー作品への出演が多いように思えます。本作ではひげだらけで、ハリポタのメガネの優等生とは一新していました。ただ、ティム役は彼だからこそできるとは思えず、なんかもっと似合った映画にでればいいのにという気もしました。
posted by 映画好きパパ at 07:50 | Comment(0) | 2020年に見た映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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