作品情報 2020年日本映画アニメ 監督:外崎春雄 声の出演: 花江夏樹、鬼頭明里、日野聡 上映時間117分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:横浜ムービル 2020年劇場鑑賞224本
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【ストーリー】
大正時代、人を食らう鬼たちと戦う剣士で作る鬼殺隊。家族を鬼に殺されたうえたった一人生き残った妹の禰豆子(声・鬼頭明里)も鬼にされてしまった少年竈門炭治郎(花江夏樹)は、鬼殺隊に入り鬼と戦いながらいつか禰豆子を人間に戻そうと苦闘していた。
炭治郎は仲間の我妻善逸(下野紘)、嘴平伊之助(松岡禎丞)とともに、行方不明者が相次ぐ無限列車へ調査のために赴く。そこにで鬼殺隊最強の剣士で炎柱の煉獄杏寿郎(日野聡)と合流するはずだった。ところが、列車はすでに鬼の魘夢(平川大輔)が潜んでおり、恐るべき罠を張り巡らせていた。
【感想】
テレビアニメは全話みていますが、原作は未読。だから、世評が高いだけあって非常にわくわくして見に行きました。そして想像を超えるクオリティーの作画にびっくりさせられます。汽車が夜の田園を疾走する様子や、車内の質感などさすが劇場版だと思わせるほど。またテレビ版に引き続き声優陣も豪華で楽しめました。
また、予告編にもありますが、炭治郎が魘夢の罠に落ちて眠らされ、まだ生きていたころの家族と楽しい暮らしをしている世界に入っていくというのも、似たようなプロットはあるとはいえ、アニメの第1話から見ている僕にとっては感動的でした。そして、兄がピンチだと気づいて必死になる禰豆子。前半はさすがといえるような出来でした。
ただ、世評の高い後半、煉獄がメインになるとちょっと失速します。これは劇場版が2時間しかないという制約のせいであり、前後編にするとかたっぷり見せてくれれば、まだ納得したでしょう。しかし、本作ではどうしても前半の印象が強く時間配分もさかれていたので、後半の印象が薄くなってしまいました。話自体も王道があるがゆえに既視感もあります。
そもそも、これで完結するのでなく、長い話の途中のごく一部でしかありません。もちろん、前半、後半それぞれ感動させるエピソードがあり、手慣れた脚本にはなっています。それでも、「君の名は。」みたいに2時間で完結するのではないのですから、なぜここまで話題になるのかが、よくわかりませんでした。
それでも、劇場でこそみてもらいたい高品質の作品ですし、この後がテレビアニメか劇場版になるのかわかりませんが、最後まで追い続けたい作品であることは間違いありません。
【2020年に見た映画の最新記事】
“映画は劇場で観る”派の僕にとって
今回の鬼滅フィーバーは嬉しいのですが、
この劇場版のストーリーは直球過ぎて
ちょっと食い足りない印象ではありました。
この食い足りなさがTVシリーズ2期制作公開のけん引力に繋がるといいですね。
期待しています。
ちょっと食い足りないってまさにその通りでした。
今後は2期になるのか、劇場版の2作目になるのか
楽しみです。